複素解析幾何セミナー
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開催情報 | 月曜日 10:30~12:00 数理科学研究科棟(駒場) 128号室 |
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担当者 | 平地 健吾, 高山 茂晴 |
2021年05月10日(月)
10:30-12:00 オンライン開催
粕谷 直彦 氏 (北海道大学)
強擬凹複素曲面の境界に現れる接触構造 (Japanese)
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJ0vcu2rrDIqG9Rv5AT0Mpi37urIkJ1IRldB
粕谷 直彦 氏 (北海道大学)
強擬凹複素曲面の境界に現れる接触構造 (Japanese)
[ 講演概要 ]
強擬凸複素曲面の境界は3次元強擬凸CR多様体であり、正の接触構造を誘導する。BogomolovとDe Oliveiraは強擬凸複素曲面の境界に現れる接触構造はStein fillableであること(CR構造としては、Stein fillableなものに変形同値であること)を示した。
一方、強擬凹複素曲面の境界には負の3次元接触構造が現れる。本講演では、任意の負の3次元閉接触多様体が強擬凹複素曲面の境界として実現可能であることを示す。証明は、EliashbergによるStein manifoldの構成法を参考にして強擬凹境界への正則ハンドルの接着手法を確立することによってなされる。
尚、本講演内容はDaniele Zuddas氏(トリエステ大学)との共同研究である。
[ 参考URL ]強擬凸複素曲面の境界は3次元強擬凸CR多様体であり、正の接触構造を誘導する。BogomolovとDe Oliveiraは強擬凸複素曲面の境界に現れる接触構造はStein fillableであること(CR構造としては、Stein fillableなものに変形同値であること)を示した。
一方、強擬凹複素曲面の境界には負の3次元接触構造が現れる。本講演では、任意の負の3次元閉接触多様体が強擬凹複素曲面の境界として実現可能であることを示す。証明は、EliashbergによるStein manifoldの構成法を参考にして強擬凹境界への正則ハンドルの接着手法を確立することによってなされる。
尚、本講演内容はDaniele Zuddas氏(トリエステ大学)との共同研究である。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJ0vcu2rrDIqG9Rv5AT0Mpi37urIkJ1IRldB