複素解析幾何セミナー

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開催情報 月曜日 10:30~12:00 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
担当者 平地 健吾, 高山 茂晴

今後の予定

2025年04月28日(月)

10:30-12:00   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
山ノ井 克俊 氏 (大阪大学)
複素準射影多様体の双曲性と基本群の正標数体上の線形表現 (Japanese)
[ 講演概要 ]
複素準射影多様体の基本群が正標数体上のbigな線形表現を持つとき、その準射影多様体をターゲットとする大ピカール型の定理について、お話しします。また、時間があれば、無限基本群を持つ複素射影多様体の普遍被覆多様体に関するClaudon-Höring-Kollár予想の部分的解決への応用をお話しします。この講演の内容はY.Deng氏との共同研究(arXiv:2403.16199)に基づきます。
[ 参考URL ]
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8

2025年05月12日(月)

10:30-12:00   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
神田 秀峰 氏 (東京大学)
LCK幾何学におけるOeljeklaus-Toma多様体の特徴づけ (Japanese)
[ 講演概要 ]
Oeljeklaus–Toma(OT)多様体はKähler計量を持たない複素多様体の例として知られ, 井上曲面の高次元への一般化とみなされている. OT多様体は数論的データを用いて構成される可解多様体であり, いくつかのOT多様体は局所共形Kähler(LCK)計量を持つ. これによりLCK計量を持つ可解多様体が大量に構成されたことになり, OT多様体はLCK幾何における重要な例として盛んに研究されてきた. その構成は技巧的に見えるが, LCK計量をもつ可解多様体はこれまでOT多様体を除いて簡単なものしか知られていない.
本講演では, ある種の可解多様体がLCK計量を持つならば, それは本質的にOT多様体と一致することを示す. 幾何学的な制約から数論が現れることから, 本結果はある種の可解多様体の構成において, 数論的議論を用いることの必然性を示唆していると言える.
本講演はプレプリントarXiv:2502.12500の内容に基づく.
[ 参考URL ]
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8

2025年05月19日(月)

10:30-12:00   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
安福 悠 氏 (早稲田大学 )
TBA (Japanese)
[ 講演概要 ]
TBA
[ 参考URL ]
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8

2025年05月26日(月)

10:30-12:00   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
松村 慎一 氏 (東北大学)
TBA (Japanese)
[ 講演概要 ]
TBA
[ 参考URL ]
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8