Lie群論・表現論セミナー
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開催情報 | 火曜日 16:30~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 小林俊行 |
セミナーURL | https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~toshi/seminar/ut-seminar.html |
2025年05月13日(火)
15:45-16:45 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
上田衛 氏 (東大数理)
アファインヤンギアンと非長方形型W代数 (Japanese)
上田衛 氏 (東大数理)
アファインヤンギアンと非長方形型W代数 (Japanese)
[ 講演概要 ]
ヤンギアンはDrinfeldにより導入された量子群であり、有限型の場合にはカレントリー代数の変形となる。近年、ヤンギアンは頂点代数の一種であるW代数の研究で重要な役割を果たしている。
その代表的な成果の一つとして、BrundanとKleshchevがA型有限W代数をシフト型ヤンギアンの商代数として書き下したことで挙げられる。シフト型ヤンギアンはA型有限型ヤンギアンを部分代数として含んでいる。De Sole-Kac-ValeriはLax作用素を用いてこの部分代数からA型有限W代数への写像を構成した。
本講演では、De Sole-Kac-Valeriの結果のアファイン版に相当する、A型アファインヤンギアンからA型非長方形型W代数への写像を構成する方法について解説する。この写像は、AGT予想の一般化に繋がると期待されている。
ヤンギアンはDrinfeldにより導入された量子群であり、有限型の場合にはカレントリー代数の変形となる。近年、ヤンギアンは頂点代数の一種であるW代数の研究で重要な役割を果たしている。
その代表的な成果の一つとして、BrundanとKleshchevがA型有限W代数をシフト型ヤンギアンの商代数として書き下したことで挙げられる。シフト型ヤンギアンはA型有限型ヤンギアンを部分代数として含んでいる。De Sole-Kac-ValeriはLax作用素を用いてこの部分代数からA型有限W代数への写像を構成した。
本講演では、De Sole-Kac-Valeriの結果のアファイン版に相当する、A型アファインヤンギアンからA型非長方形型W代数への写像を構成する方法について解説する。この写像は、AGT予想の一般化に繋がると期待されている。