Lie群論・表現論セミナー
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開催情報 | 火曜日 16:30~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 小林俊行 |
セミナーURL | https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~toshi/seminar/ut-seminar.html |
2015年05月26日(火)
17:00-18:30 数理科学研究科棟(駒場) 122号室
小木曽岳義 氏 (城西大学)
Clifford quartic forms の局所関数等式とhomaloidal EKP-polynomials
小木曽岳義 氏 (城西大学)
Clifford quartic forms の局所関数等式とhomaloidal EKP-polynomials
[ 講演概要 ]
局所関数等式が正則概均質ベクトル空間の基本相対不変式とその双対空間の多項式のペアから与えられることは知られている。我々は Clifford quartic form と呼ばれるある4次斉次多項式を構成し, それが概均質ベクトル空間の相対不変式ではないにも関わらず局所関数等式を満たすことを示した。局所関数等式を満たす多項式を特徴付ける問題は興味深い未解決問題であるが, この問題に関連し、 Etingof, Kazhdan, Polishchuk は(もっと一般的な設定で)ある予想を提示した。我々は、 Clifford quartic form を用いて, この予想に反例があることを示した。 (この講演は佐藤文広氏との共同研究に基づいている。)
局所関数等式が正則概均質ベクトル空間の基本相対不変式とその双対空間の多項式のペアから与えられることは知られている。我々は Clifford quartic form と呼ばれるある4次斉次多項式を構成し, それが概均質ベクトル空間の相対不変式ではないにも関わらず局所関数等式を満たすことを示した。局所関数等式を満たす多項式を特徴付ける問題は興味深い未解決問題であるが, この問題に関連し、 Etingof, Kazhdan, Polishchuk は(もっと一般的な設定で)ある予想を提示した。我々は、 Clifford quartic form を用いて, この予想に反例があることを示した。 (この講演は佐藤文広氏との共同研究に基づいている。)