東京無限可積分系セミナー

過去の記録 ~04/25次回の予定今後の予定 04/26~

開催情報 土曜日 13:30~16:00 数理科学研究科棟(駒場) 117号室
担当者 神保道夫、国場敦夫、山田裕二、武部尚志、高木太一郎、白石潤一
セミナーURL https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~takebe/iat/index-j.html

2019年12月17日(火)

15:00-16:00   数理科学研究科棟(駒場) 駒場国際教育研究棟(旧6号館)108号室
大川領 氏 (早稲田大)
(-2) blow-up formula (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
この講演では, アフィンA_1ディンキン図形に対応するADHM dataのモジュライを考える. これらは, 安定性条件の取り方に応じて,
(-2)曲線, あるいは群作用付きの平面上の枠付き連接層のモジュライとなる.
これら2種のモジュライ上の積分は, それぞれ組合せ論的な記述をもち, 特に(-2)曲線上ではNekrasov関数の広田微分がえられる.
これら2種のモジュライ上の積分が, ある場合に等しくなること, またそれに応じた関数等式について紹介する.
これは中島-吉岡による爆発公式の類似と考えられる.
また, Bershtein-ShchechkinによるPainleve tau functionの研究との関係についても触れたい.