東京無限可積分系セミナー

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開催情報 土曜日 13:30~16:00 数理科学研究科棟(駒場) 117号室
担当者 神保道夫、国場敦夫、山田裕二、武部尚志、高木太一郎、白石潤一
セミナーURL https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~takebe/iat/index-j.html

2006年10月21日(土)

13:30-14:30   数理科学研究科棟(駒場) 117号室
国場敦夫 氏 (東大総合文化)
組合せベーテ仮説とタウ関数
[ 講演概要 ]
組合せベーテ仮説ではベーテ根とベーテベクトルの代わりにその組合せ論的類似物として rigged configuration と highest pathを対象物とする.
これらは Kerov-Kirillov-Reshetikhin (KKR)全単射により1対1対応する.
今回のお話では rigged configuration に付随した超離散タウ関数を導入し,以下の性質,結果について(時間の許すところまで)紹介します.
アフィン・クリスタルのエネルギー関数に一致する.
超離散双線形方程式をみたす.
KKR全単射の明示公式を与える.
箱玉系の角転送行列に相当し,一般Nソリトン解を与える
周期的 highest pathでは超離散リーマンテータ関数になる.
(坂本玲峰氏,山田泰彦氏との共同研究)