複素解析幾何セミナー

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開催情報 月曜日 10:30~12:00 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
担当者 平地 健吾, 高山 茂晴

2025年06月09日(月)

10:30-12:00   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
本多 宣博 氏 (東京科学大学)
6次元球面とクレメンス3-fold上のファイブレーション構造 (Japanese)
[ 講演概要 ]
単連結コンパクト6次元多様体で2次元ベッチ数(正確には2次整数係数ホモロジー群)が消えているものは球面か3次元球面の直積かそれらの連結和に限ることが知られている。6次元球面上に複素構造が存在するかどうかは有名な未解決問題であり、3次元球面の直積とそれらの連結和の上には実際に複素構造が入ることが知られている。本講演ではこれらの複素多様体の基本的な性質を説明した後、複素曲面への全射正則写像の非存在に関する結果を説明する。これは6次元球面上の複素構造について新しい制約を与える。これはJeff Viaclovsky (UC Irvine)との共同研究である。
[ 参考URL ]
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8