複素解析幾何セミナー

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開催情報 月曜日 10:30~12:00 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
担当者 平地 健吾, 高山 茂晴

2021年11月29日(月)

10:30-12:00   オンライン開催
北岡 旦 氏 (東京大学)
レンズ空間上のRay-Singer捩率とRumin複体のラプラシアン (Japanese)
[ 講演概要 ]
Rumin複体は、接触多様体に関するBernstein-Gelfand-Gelfand複体(BGG複体)である。BGG複体は、放物型幾何やフィルター付き多様体に対して構成される複体であり、BGG複体のコホモロジーはde Rhamコホモロジーに一致するという事が挙げられる。また、Rumin複体はsub-Riemmann極限を考えた際に自然に現れるという性質を持つ。

De Rham複体を使って定義した概念をRumin複体に置き換えるとどうなるのか、ということを考える。本講演では、この考えを解析的捩率に適応した場合を話す。レンズ空間上のユニモジュラーなホロのミーから誘導される平坦ベクトル束に対して、Rumin複体の解析的捩率の値が、Betti数とRay-Singer捩率を用いて表されることを報告する。
[ 参考URL ]
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJ0vcu2rrDIqG9Rv5AT0Mpi37urIkJ1IRldB