複素解析幾何セミナー

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開催情報 月曜日 10:30~12:00 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
担当者 平地 健吾, 高山 茂晴

2012年12月03日(月)

10:30-12:00   数理科学研究科棟(駒場) 126号室
川上 裕 氏 (山口大学)
ガウス写像の除外値数の上限の幾何学的意味について (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
複素平面から閉リーマン面への正則写像の除外値数の最良の上限はその閉リーマン面のオイラー数と一致することが知られている. 本講演では,藤本坦孝氏により得られた,3次元ユークリッド空間内の完備極小曲面のガウス写像の除外値数の上限である“4”や講演者と中條大介氏との共同研究で得ることができた, 3次元アファイン空間内の弱完備な非固有アファイン波面のラグランジアンガウス写像の除外値数の最良の上限である“3”の幾何学的意味について解説する. また時間が許せば,ガウス写像の理論と正則曲線の理論との関係についても述べる予定である.