談話会・数理科学講演会

過去の記録 ~05/02次回の予定今後の予定 05/03~

担当者 足助太郎,寺田至,長谷川立,宮本安人(委員長)
セミナーURL https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/seminar/colloquium/index.html

2024年03月14日(木)

14:30-17:00   数理科学研究科棟(駒場) 大講義室(auditorium)号室
数理科学研究科所属以外の方は、[参考URL]から参加登録をお願いいたします。
新井 敏康 氏 (東京大学 大学院数理科学研究科) 14:30-15:30
40年くらい (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
1980年代から証明論を研究してきました。この講演ではこの40年くらいの間に私に起きたことと順序数解析に関する最新の結果をお話しします。
[ 参考URL ]
https://forms.gle/m38f1KRi67ECuA7MA
山本 昌宏 氏 (東京大学 大学院数理科学研究科) 16:00-17:00
結局、好きだった数学:外縁部を歩んで (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
40年余りたってから、今から振り返ってみると、異分野連携や運営業務にも携わってきたなかで結局、自分の数学が大好きだったと思いいたりました。自分の数学は、制御理論、逆問題、非整数階偏微分方程式の3つで尽くされます。これらは、現在では研究が盛んな分野に発展していたり、依然としてマイナーな部分もありますが、私が、たとえば逆問題をやり始めた頃は我が国では研究者人口が少なかったです。その頃は(今でもそうかもしれません)、これらの分野は、華々しい注目を浴びてはおらず数学研究の外縁部に位置していましたが、基礎として使いうる発想や方法論が辛抱強く蓄積されていた時期でした。

そのような状況にひかれて研究者としての歩みを始めました。研究活動の状況もあって、海外との研究者との共同研究が最初から大半を占めました。このような経過は、第3者の評価はともかくとして、自分に大きな楽しみを恵んでくれました。

この講演では、自分の数学の内容にふれつつ、研究の進め方などにも関連させて、回顧的になりすぎないようにお話しをしたいと思います。
[ 参考URL ]
https://forms.gle/m38f1KRi67ECuA7MA