複素解析幾何セミナー

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開催情報 月曜日 10:30~12:00 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
担当者 平地 健吾, 高山 茂晴

2025年05月19日(月)

10:30-12:00   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
安福 悠 氏 (早稲田大学 )
高次元代数多様体での同時個数関数の上界について (Japanese)
[ 講演概要 ]
最大公約数のNevanlinna理論類似は,複数の因子に対するいわば同時個数関数となる.Ru--Vojtaは,大域切断の次元の漸近的性質に基づく不変量を導入し,Cartanの定理を効果的に適用することで,幾何学的に一般の位置にある因子に対する接近関数を上から抑えた.n次元射影空間をブローアップした多様体にRu--Vojta理論を活用することで,同時個数関数の上界を得ることができたので,本講演で紹介する.応用として,Borelの定理型の主張を,個数関数を多少持つような整関数の場合で考察する.
[ 参考URL ]
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8