談話会・数理科学講演会
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担当者 | 会田茂樹,大島芳樹,志甫淳(委員長),高田了 |
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セミナーURL | https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/seminar/colloquium/index.html |
2011年01月28日(金)
16:30-17:30 数理科学研究科棟(駒場) 117号室
部屋が通常と異なります。ご注意ください。
お茶&Coffee&お菓子: 16:00~16:30 (コモンルーム)。
白井朋之 氏 (九州大学)
確率論における共形不変性 (JAPANESE)
部屋が通常と異なります。ご注意ください。
お茶&Coffee&お菓子: 16:00~16:30 (コモンルーム)。
白井朋之 氏 (九州大学)
確率論における共形不変性 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
「2次元ブラウン運動のパスの(定数でない)正則関数による像は,また2次元ブラウン運動である」.このブラウン運動の共形不変性が,確率論においてあらわれる共形不変性でもっとも基本的なものである.2000年以降,ブラウン運動とは異なる確率モデルで共形不変性をキーワードに注目されているのが,Werner(2006年)とSmirnov(2010年)のフィールズ賞受賞業績とも密接に関係するSLE(Schramm-Loewner Evolution)である.本講演では,SLEとランダム解析関数の零点分布を、共形不変性があらわれるモデルとしてその背景や関連の結果などとあわせて紹介する
「2次元ブラウン運動のパスの(定数でない)正則関数による像は,また2次元ブラウン運動である」.このブラウン運動の共形不変性が,確率論においてあらわれる共形不変性でもっとも基本的なものである.2000年以降,ブラウン運動とは異なる確率モデルで共形不変性をキーワードに注目されているのが,Werner(2006年)とSmirnov(2010年)のフィールズ賞受賞業績とも密接に関係するSLE(Schramm-Loewner Evolution)である.本講演では,SLEとランダム解析関数の零点分布を、共形不変性があらわれるモデルとしてその背景や関連の結果などとあわせて紹介する