Lie群論・表現論セミナー
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開催情報 | 火曜日 16:30~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 小林俊行 |
セミナーURL | https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~toshi/seminar/ut-seminar.html |
2009年12月22日(火)
16:30-18:00 数理科学研究科棟(駒場) 126号室
西山享 氏 (青山学院大学)
既約表現の隨伴多様体は余次元1で連結か?--- 証明の破綻とその背景
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~toshi/seminar/ut-seminar.html
西山享 氏 (青山学院大学)
既約表現の隨伴多様体は余次元1で連結か?--- 証明の破綻とその背景
[ 講演概要 ]
既約 Harish-Chandra $ (g, K) $ 加群の原始イデアルの隨伴多様体が既約であって、ただ一つの冪零隨伴軌道 $ O^G $ の閉包になることはよく知られている(Joseph, Borho)。
一方、HC加群の隨伴多様体は必ずしも既約でないが、その既約成分は $ O^G $ の $ K $-等質ラグランジュ部分多様体の閉包になる。
それらの既約成分は余次元1で連結であることをいくつかの集会で報告したが、その証明には初等的な誤りがあった。セミナーでは、証明の元になった Vogan の定理の紹介(もちろん間違っていない)と、それを拡張する際になぜ証明が破綻するかについてお話しする。(今のところ証明修復の目処は立っていない。)
[ 参考URL ]既約 Harish-Chandra $ (g, K) $ 加群の原始イデアルの隨伴多様体が既約であって、ただ一つの冪零隨伴軌道 $ O^G $ の閉包になることはよく知られている(Joseph, Borho)。
一方、HC加群の隨伴多様体は必ずしも既約でないが、その既約成分は $ O^G $ の $ K $-等質ラグランジュ部分多様体の閉包になる。
それらの既約成分は余次元1で連結であることをいくつかの集会で報告したが、その証明には初等的な誤りがあった。セミナーでは、証明の元になった Vogan の定理の紹介(もちろん間違っていない)と、それを拡張する際になぜ証明が破綻するかについてお話しする。(今のところ証明修復の目処は立っていない。)
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~toshi/seminar/ut-seminar.html