Lie群論・表現論セミナー
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開催情報 | 火曜日 16:30~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 小林俊行 |
セミナーURL | https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~toshi/seminar/ut-seminar.html |
2006年04月18日(火)
16:30-18:00 数理科学研究科棟(駒場) 126号室
伴 克馬 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
Rankin-Cohen-伊吹山型の微分作用素について
伴 克馬 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
Rankin-Cohen-伊吹山型の微分作用素について
[ 講演概要 ]
正則保型形式の正則微分は一般に保型形式ではなくなるが、それらを組み合わせることで新たな正則保型形式を与えることもできる。
楕円モジュラー形式に対するRankin-Cohen微分作用素はその最も簡単な例である。伊吹山はSiegelモジュラー形式に対するこのようなタイプの微分作用素がどのような形をしているかについて、一般的な記述を与えた。
今回のセミナーでは、伊吹山による結果を表現論的な命題として捉え直し、その命題が自然にSU(p,q)やO*(2p)上の正則保型形式にも拡張されることを説明する。
正則保型形式の正則微分は一般に保型形式ではなくなるが、それらを組み合わせることで新たな正則保型形式を与えることもできる。
楕円モジュラー形式に対するRankin-Cohen微分作用素はその最も簡単な例である。伊吹山はSiegelモジュラー形式に対するこのようなタイプの微分作用素がどのような形をしているかについて、一般的な記述を与えた。
今回のセミナーでは、伊吹山による結果を表現論的な命題として捉え直し、その命題が自然にSU(p,q)やO*(2p)上の正則保型形式にも拡張されることを説明する。