木田 良才(きだ よしかた)の日本語の記事

  1. 群作用とエルゴード理論, 数学セミナー2024年2月号. link

  2. 微積分の講義で思うこと, ニューサポート高校「数学」vol. 40 (2023年秋号). link

  3. リー群の格子部分群, 数学セミナー2023年3月号. link


論説

  1. エルゴード群論,
    数学 70 (2018), 337--356. link 英語版

  2. 一般に、他分野の数学は背景を知らないと興味を持つことすら難しい場合がある。この論説は、ユニタリ表現論の古典的な話題を皮切りに、近年の話題に至るまでの経緯をなるべくギャップなく繋げて紹介しようと試みたもの。当該分野のサーベイがすでにたくさんある中、特色を出そうと考えた末の企画である。論説 [1] との大きな違いは、Mackey の仕事を土台に据えたという点。Mackey の仮想群の論文は学生時分にすでに読んでいたが、執筆にあたっては、その背景にあるユニタリ表現論を把握するのに時間を費やした。20ページ程度というのが編集部からの依頼だったが、20ページちょうどに収まるのを目指して書いた。20ページに達したときには、もうそれ以上書き足す時間も気力も残っていなかった。

    訂正:最初のページで「位相群といえば可分かつ局所コンパクトであることを仮定する」とありますが、正しくは「位相群といえば局所コンパクトかつ第二可算公理を満たすことを仮定する」です。(英語版では、ほかに見つけた誤りも修正しています。)

  3. 測度論的群論における剛性の研究,
    数学 62 (2010), 479--501. link

  4. IHES 研究所滞在中に書いた。幾何学的群論との対比を強く意識していたと思う。


講演予稿・報告集

  1. 離散群のエルゴード理論の諸相,
    2018年度日本数学会年会総合講演予稿. link

  2. Questions around stable equivalence relations,
    2016年作用素論・作用素環論研究集会講演予稿. pdf

  3. Bass-Serre 理論と Stallings の定理について,
    第8回城崎新人セミナー報告集. pdf

  4. Torelli 複体と分離的曲線の複体の自己同型について,
    2010年度「リーマン面に関連する位相幾何学」予稿 (2012年7月31日追記). pdf

  5. 写像類群の測度同値剛性定理,
    2009年度日本数学会秋季総合分科会幾何学賞受賞特別講演予稿. pdf

  6. Orbit equivalence rigidity for mapping class groups,
    2008年度第55回トポロジーシンポジウム予稿. pdf

  7. Orbit equivalence and measurable group theory,
    2008年度日本数学会年会幾何学分科会特別講演予稿. pdf

  8. Measurable rigidity of mapping class groups,
    2007年度第54回幾何学シンポジウム予稿. pdf


東大数理ニュース

  1. エルゴード群論,
    東大数理ニュース2018-1. pdf

  2. 剛性問題に取り組んでいた頃,
    東大数理ニュース2016-2. pdf


高校生向け講演予稿

  1. 一次分数変換,
    高校生のための現代数学講座「複素数」, 玉原国際セミナーハウス, 2018年7月21日. pdf


数理解析研究所講究録

  1. Measurable rigidity for some amalgamated free products,
    数理解析研究所講究録 1627 (2009), 87--98. pdf

  2. The mapping class group from the viewpoint of measure equivalence theory,
    数理解析研究所講究録 1492 (2006), 65--70. pdf

  3. Equivalence relations generated by the mapping class groups,
    数理解析研究所講究録 1459 (2005), 64--73. pdf

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