東京確率論セミナー
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開催情報 | 月曜日 16:00~17:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 佐々田槙子、中島秀太(明治大学)、星野壮登(東京科学大学) |
セミナーURL | https://sites.google.com/view/tokyo-probability-seminar23/ |
2025年06月09日(月)
17:00-18:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室
講演の開始が遅くなっています。今日はTea Time はありません。
角田 謙吉 氏 (九州大学)
粒子系に対する静的な揺らぎ
講演の開始が遅くなっています。今日はTea Time はありません。
角田 謙吉 氏 (九州大学)
粒子系に対する静的な揺らぎ
[ 講演概要 ]
非平衡定常状態は数理物理の問題として様々な文脈の中で研究されている。非平衡定常状態とはカレントは0でないが時間に対して不変な状態であり、相互作用粒子系においては系の定常測度として定義される。非平衡定常状態の解析で難しい問題点として、その明示的な具体形が知られていないことや定常測度が粒子系に対して可逆でないことなどがあげられる。そのため非平衡定常状態の解析は容易ではないが、一般的な手法として対応するdynamicsに対する解析を用いる方法がある。本講演では粒子数密度に対する揺らぎの問題について焦点を当て、境界で流入・流出のある排他過程やGlauber+Kawasaki過程に対してその手法を解説する。
非平衡定常状態は数理物理の問題として様々な文脈の中で研究されている。非平衡定常状態とはカレントは0でないが時間に対して不変な状態であり、相互作用粒子系においては系の定常測度として定義される。非平衡定常状態の解析で難しい問題点として、その明示的な具体形が知られていないことや定常測度が粒子系に対して可逆でないことなどがあげられる。そのため非平衡定常状態の解析は容易ではないが、一般的な手法として対応するdynamicsに対する解析を用いる方法がある。本講演では粒子数密度に対する揺らぎの問題について焦点を当て、境界で流入・流出のある排他過程やGlauber+Kawasaki過程に対してその手法を解説する。