東京確率論セミナー
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開催情報 | 月曜日 16:00~17:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 佐々田槙子、中島秀太(明治大学)、星野壮登(東京科学大学) |
セミナーURL | https://sites.google.com/view/tokyo-probability-seminar23/ |
2023年05月08日(月)
17:00-18:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室
新井裕太 氏 (千葉商科大学)
On the Chapman-Kolmogorov equation for LPP (JAPANESE)
新井裕太 氏 (千葉商科大学)
On the Chapman-Kolmogorov equation for LPP (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
KPZ普遍クラスに属するいくつかのモデルにおいて,その推移確率等が複素積分形の関数で書き表せることが知られている.しかしながら,複素積分を用いた計算は複雑となることも多く,KPZ普遍クラスに属するモデルにとって重要な確率論的性質を証明するのが困難となっていた.近年,この問題を解決するものとして対称多項式等を用いた組合せ論的手法に注目が集まってきている.本講演では,最先端の組合せ論的アプローチを用いることで,KPZ普遍クラスの基礎的なモデルであるLast Passage Percolation(LPP)において, Chapman-Kolmogorov equationが容易に得られることを紹介する.
KPZ普遍クラスに属するいくつかのモデルにおいて,その推移確率等が複素積分形の関数で書き表せることが知られている.しかしながら,複素積分を用いた計算は複雑となることも多く,KPZ普遍クラスに属するモデルにとって重要な確率論的性質を証明するのが困難となっていた.近年,この問題を解決するものとして対称多項式等を用いた組合せ論的手法に注目が集まってきている.本講演では,最先端の組合せ論的アプローチを用いることで,KPZ普遍クラスの基礎的なモデルであるLast Passage Percolation(LPP)において, Chapman-Kolmogorov equationが容易に得られることを紹介する.