東京確率論セミナー
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開催情報 | 月曜日 16:00~17:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 佐々田槙子、中島秀太(明治大学) |
セミナーURL | https://sites.google.com/view/tokyo-probability-seminar23/2024年度 |
2018年05月14日(月)
16:00-17:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室
村山 拓也 氏 (京都大学大学院理学研究科)
Chordal Komatu-Loewner equation for a family of continuously growing hulls (JAPANESE)
村山 拓也 氏 (京都大学大学院理学研究科)
Chordal Komatu-Loewner equation for a family of continuously growing hulls (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
Loewner方程式は,複素平面上の単連結な領域における単葉函数族の極値問題に古くから用いられてきた.近年では,統計力学模型のスケーリング極限を記述する確率的Loewner発展(SLE)の構成に応用され,函数論,確率論,数理物理と様々な分野にまたがって注目を受けている.本講演ではこの方程式を多重連結領域へと拡張したKomatu-Loewner方程式について紹介する.特に,先行研究の結果を「連続な」増大殻(hull)へ一般化することで,これまで上手く扱えなかった多重連結領域上の問題に対し新たなアプローチが得られる様子を概説する.
Loewner方程式は,複素平面上の単連結な領域における単葉函数族の極値問題に古くから用いられてきた.近年では,統計力学模型のスケーリング極限を記述する確率的Loewner発展(SLE)の構成に応用され,函数論,確率論,数理物理と様々な分野にまたがって注目を受けている.本講演ではこの方程式を多重連結領域へと拡張したKomatu-Loewner方程式について紹介する.特に,先行研究の結果を「連続な」増大殻(hull)へ一般化することで,これまで上手く扱えなかった多重連結領域上の問題に対し新たなアプローチが得られる様子を概説する.