東京確率論セミナー
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開催情報 | 月曜日 16:00~17:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 佐々田槙子、中島秀太(明治大学) |
セミナーURL | https://sites.google.com/view/tokyo-probability-seminar23/2024年度 |
2017年10月23日(月)
16:00-17:30 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
阿部 圭宏 氏 (学習院大学 数学科)
2次元離散トーラスの被覆時間の精密評価 (JAPANESE)
阿部 圭宏 氏 (学習院大学 数学科)
2次元離散トーラスの被覆時間の精密評価 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
2次元離散トーラス上を動く単純ランダムウォーク(SRW)を考えます. 被覆時間とはSRWがトーラスのすべての点を訪問し尽くすまでに要する時間です. 被覆時間の第1次オーダーはDembo-Peres-Rosen-Zeitouni(2004)が特定しました. 本講演では筆者が最近得た被覆時間の第2次オーダーの評価を報告します. 本研究は, 2次元トーラス上のBrown運動の被覆時間を第2次オーダーまで精密に評価したBelius-Kistler(2017)の研究の離散版にあたります. 本講演では主結果を述べた後, 対数相関をもつランダム場の研究の中における本研究の位置づけを述べます.
2次元離散トーラス上を動く単純ランダムウォーク(SRW)を考えます. 被覆時間とはSRWがトーラスのすべての点を訪問し尽くすまでに要する時間です. 被覆時間の第1次オーダーはDembo-Peres-Rosen-Zeitouni(2004)が特定しました. 本講演では筆者が最近得た被覆時間の第2次オーダーの評価を報告します. 本研究は, 2次元トーラス上のBrown運動の被覆時間を第2次オーダーまで精密に評価したBelius-Kistler(2017)の研究の離散版にあたります. 本講演では主結果を述べた後, 対数相関をもつランダム場の研究の中における本研究の位置づけを述べます.