数値解析セミナー
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開催情報 | 火曜日 16:30~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 002号室 |
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担当者 | 齊藤宣一、柏原崇人 |
セミナーURL | https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/utnas-bulletin-board/ |
2016年10月31日(月)
16:50-18:20 数理科学研究科棟(駒場) 002号室
鍾菁廣 氏 (大阪大学サイバーメディアセンター)
半導体における量子流体方程式系の数値解法 (日本語)
鍾菁廣 氏 (大阪大学サイバーメディアセンター)
半導体における量子流体方程式系の数値解法 (日本語)
[ 講演概要 ]
本講演では, Wigner-Boltzmann方程式から階層的に導出される量子流体方程式とその数値スキームについて述べる. 量子流体方程式から階層モデルの一つである放物-楕円型の量子エネルギー輸送方程式(4モーメントQETモデル)が導出される. 運動量保存式とエネルギー保存式が同一形式に書けることに着目し, 有限体積法を基にした高精度保存スキームを開発した. さらに減速緩和法による反復解法を開発し, これにより量子効果とホットキャリア効果を伴った半導体内の電子輸送のシミュレーションを実現した. 本講演では, さらに半導体デバイスの現実問題に対する対応についても述べる.
本講演では, Wigner-Boltzmann方程式から階層的に導出される量子流体方程式とその数値スキームについて述べる. 量子流体方程式から階層モデルの一つである放物-楕円型の量子エネルギー輸送方程式(4モーメントQETモデル)が導出される. 運動量保存式とエネルギー保存式が同一形式に書けることに着目し, 有限体積法を基にした高精度保存スキームを開発した. さらに減速緩和法による反復解法を開発し, これにより量子効果とホットキャリア効果を伴った半導体内の電子輸送のシミュレーションを実現した. 本講演では, さらに半導体デバイスの現実問題に対する対応についても述べる.