東京確率論セミナー
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開催情報 | 月曜日 16:00~17:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 佐々田槙子、中島秀太(明治大学) |
セミナーURL | https://sites.google.com/view/tokyo-probability-seminar23/2024年度 |
2016年04月18日(月)
16:50-18:20 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
李 嘉衣 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
Sharp interface limit for one-dimensional stochastic Allen-Cahn equation with Dirichlet boundary condition
李 嘉衣 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
Sharp interface limit for one-dimensional stochastic Allen-Cahn equation with Dirichlet boundary condition
[ 講演概要 ]
本講演では、確率反応拡散方程式に対する鋭敏な界面極限を扱う。具体的にはディリクレ境界条件を持つ1次元確率アレン・カーン方程式を考察する。この方程式は界面の挙動を記述し、十分小さいパラメータ$\varepsilon > 0$により界面の幅が特徴付けられる。特に$\varepsilon$を限りなく小さくした時の解の挙動に興味がある。この場合、ディリクレ境界条件のため極限における界面の運動は反射壁を持つブラウン運動になることが予想される。そこで解を$L^2$-値のマルコフ過程とみなし、それに対応するディリクレ形式のモスコ収束により、極限での界面の挙動を特定する。
本講演では、確率反応拡散方程式に対する鋭敏な界面極限を扱う。具体的にはディリクレ境界条件を持つ1次元確率アレン・カーン方程式を考察する。この方程式は界面の挙動を記述し、十分小さいパラメータ$\varepsilon > 0$により界面の幅が特徴付けられる。特に$\varepsilon$を限りなく小さくした時の解の挙動に興味がある。この場合、ディリクレ境界条件のため極限における界面の運動は反射壁を持つブラウン運動になることが予想される。そこで解を$L^2$-値のマルコフ過程とみなし、それに対応するディリクレ形式のモスコ収束により、極限での界面の挙動を特定する。