数値解析セミナー

過去の記録 ~11/09次回の予定今後の予定 11/10~

開催情報 火曜日 16:30~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 002号室
担当者 齊藤宣一、柏原崇人
セミナーURL https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/utnas-bulletin-board/

2011年04月26日(火)

16:30-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 002号室
本セミナーは、グローバルCOE事業「数学新展開の研究教育拠点」(東京大学)の援助を受け、GCOEセミナーして行われています。
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/gcoe/index.html

菊地文雄 氏 (一橋大学大学院経済学研究科)
不連続ガレルキン有限要素法に関する若干の体験 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
前世紀の終わり頃から,(偏)微分方程式の離散化手法として,不連続ガレルキン有限要素法(DGFEM)の研究が海外で盛んになり,論文のみならず書籍もすでに刊行されている.手法の要点は,近似関数として有限要素間境界で不連続なものも許容するかわりに,不連続性を考慮した弱定式化を導き,それにもとづいて有限要素法としての離散化をおこなうことである.不連続性の処理法としては,処罰法,未定乗数法などがすぐ思い浮かぶ.ここでは,対象を主に楕円型方程式に限定し,講演者が関与したハイブリッド型定式化を中心に,手法や数学的議論の概要,数値例, DGFEM固有の可能性などについて,私見を述べる.
[ 参考URL ]
http://www.infsup.jp/utnas/