代数学コロキウム

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開催情報 水曜日 17:00~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 117号室
担当者 今井 直毅,ケリー シェーン

2011年06月08日(水)

16:30-17:30   数理科学研究科棟(駒場) 056号室
平野雄一 氏 (東京大学数理科学研究科)
保型形式の合同式と岩澤λ不変量について (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
カスプ形式とEisenstein級数のFourier係数の間の合同式からそれらに付随する L 関数の特殊値の間の合同式を導くという問題を考える。
これは保型形式の重さが 2 の場合はVatsal氏によって証明された。本講演では,重さが 2 以上の場合に一般化できた結果を紹介する。
さらに、この結果を保型形式に付随する p 進Galois表現が剰余して可約という特別な場合の岩澤主予想に応用する。これは、重さが 2 の場合のGreenberg氏及びVatsal氏の結果を部分的に一般化したものである。