代数学コロキウム

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開催情報 水曜日 17:00~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 117号室
担当者 今井 直毅,ケリー シェーン

2011年05月25日(水)

17:00-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 056号室
松本雄也 氏 (東京大学数理科学研究科)
On good reduction of some K3 surfaces (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
局所体 K 上の多様体がいつ良い還元をもつかを調べる.
多様体 X が良い還元をもつならば,
X の l 進エタールコホモロジーから定まるガロア表現は不分岐表現となる
(ここで l は K の剰余体の標数と異なる素数).
では逆に,このガロア表現が不分岐ならば良い還元をもつか …(*)
という問題を考えると,
X がアーベル多様体ならば (*) は成り立つ(Serre--Tate)が,
一般の多様体では成り立たない.
そこで,(*) が成り立つような多様体のクラスを探すことを考える.
この講演では,ある種の K3 曲面について (*) をやや弱めた主張が成り立つことを紹介する.