情報数学セミナー
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開催情報 | 木曜日 16:50~18:35 数理科学研究科棟(駒場) 118号室 |
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担当者 | 桂 利行 |
2019年10月10日(木)
16:50-18:35 数理科学研究科棟(駒場) 122号室
AIと量子計算(暗号理論を含む)を主題とする
高島 克幸 氏 (三菱電機/九州大学)
同種写像に基づく耐量子計算機暗号技術 (Japanese)
AIと量子計算(暗号理論を含む)を主題とする
高島 克幸 氏 (三菱電機/九州大学)
同種写像に基づく耐量子計算機暗号技術 (Japanese)
[ 講演概要 ]
大規模な量子コンピュータが出現すれば,これまで広く使われてきた公開鍵暗号が破られる危険性が指摘されている.それに対する対策として,量子コンピュータでも効率的に解けない数学問題の困難性に基づいて,新しい暗号を提案する動きが活発化している.それらは,耐量子計算機暗号と呼ばれるが,格子,符号,多変数多項式,同種写像などといったそれぞれ異なる数学問題の計算困難性をよりどころにした方式が知られている.本講演では,その動向の概略と共に,私が主に取り組んでいる同種写像暗号について説明する.特にSIDH鍵共有と種数1,2のCGLハッシュ関数を紹介する.
大規模な量子コンピュータが出現すれば,これまで広く使われてきた公開鍵暗号が破られる危険性が指摘されている.それに対する対策として,量子コンピュータでも効率的に解けない数学問題の困難性に基づいて,新しい暗号を提案する動きが活発化している.それらは,耐量子計算機暗号と呼ばれるが,格子,符号,多変数多項式,同種写像などといったそれぞれ異なる数学問題の計算困難性をよりどころにした方式が知られている.本講演では,その動向の概略と共に,私が主に取り組んでいる同種写像暗号について説明する.特にSIDH鍵共有と種数1,2のCGLハッシュ関数を紹介する.