代数幾何学セミナー
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開催情報 | 金曜日 13:30~15:00 数理科学研究科棟(駒場) 118号室 |
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担当者 | 權業 善範、河上 龍郎 、榎園 誠 |
2010年10月18日(月)
16:40-18:10 数理科学研究科棟(駒場) 126号室
三内 顕義 氏 (東大数理)
ガロア拡大と局所コホモロジー間の写像について (JAPANESE)
三内 顕義 氏 (東大数理)
ガロア拡大と局所コホモロジー間の写像について (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
正則環に線型簡約群が作用するとき、その不変式環がコーエンマコーレー環になるという直和因子予想は正標数、等標数の場合にHochster, Hunekeらによってビッグコーエンマコーレー代数の存在定理を用いることで解決された。この存在定理の証明は大変複雑なものであったが2007年にHuneke, Lyubeznikらによって有限環拡大の局所コホモロジー間の射の計算に帰着された。
今回はその定理を強めた結果とそれによってできる新しいビッグコーエンマコーレー代数の存在について解説する。
正則環に線型簡約群が作用するとき、その不変式環がコーエンマコーレー環になるという直和因子予想は正標数、等標数の場合にHochster, Hunekeらによってビッグコーエンマコーレー代数の存在定理を用いることで解決された。この存在定理の証明は大変複雑なものであったが2007年にHuneke, Lyubeznikらによって有限環拡大の局所コホモロジー間の射の計算に帰着された。
今回はその定理を強めた結果とそれによってできる新しいビッグコーエンマコーレー代数の存在について解説する。