代数学コロキウム
過去の記録 ~12/07|次回の予定|今後の予定 12/08~
開催情報 | 水曜日 17:00~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 117号室 |
---|---|
担当者 | 今井 直毅,ケリー シェーン |
2011年05月25日(水)
17:00-18:00 数理科学研究科棟(駒場) 056号室
松本雄也 氏 (東京大学数理科学研究科)
On good reduction of some K3 surfaces (JAPANESE)
松本雄也 氏 (東京大学数理科学研究科)
On good reduction of some K3 surfaces (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
局所体 K 上の多様体がいつ良い還元をもつかを調べる.
多様体 X が良い還元をもつならば,
X の l 進エタールコホモロジーから定まるガロア表現は不分岐表現となる
(ここで l は K の剰余体の標数と異なる素数).
では逆に,このガロア表現が不分岐ならば良い還元をもつか …(*)
という問題を考えると,
X がアーベル多様体ならば (*) は成り立つ(Serre--Tate)が,
一般の多様体では成り立たない.
そこで,(*) が成り立つような多様体のクラスを探すことを考える.
この講演では,ある種の K3 曲面について (*) をやや弱めた主張が成り立つことを紹介する.
局所体 K 上の多様体がいつ良い還元をもつかを調べる.
多様体 X が良い還元をもつならば,
X の l 進エタールコホモロジーから定まるガロア表現は不分岐表現となる
(ここで l は K の剰余体の標数と異なる素数).
では逆に,このガロア表現が不分岐ならば良い還元をもつか …(*)
という問題を考えると,
X がアーベル多様体ならば (*) は成り立つ(Serre--Tate)が,
一般の多様体では成り立たない.
そこで,(*) が成り立つような多様体のクラスを探すことを考える.
この講演では,ある種の K3 曲面について (*) をやや弱めた主張が成り立つことを紹介する.