統計数学セミナー
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担当者 | 吉田朋広、増田弘毅、荻原哲平、小池祐太 |
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セミナーURL | http://www.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/~kamatani/statseminar/ |
目的 | 確率統計学およびその関連領域に関する研究発表, 研究紹介を行う. |
2008年10月30日(木)
16:20-17:30 数理科学研究科棟(駒場) 270号室
若木 宏文 氏 (広島大学大学院理学研究科)
正規母集団に関する検定統計量の分布の漸近展開の誤差評価
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~kengok/statseminar/2008/08.html
若木 宏文 氏 (広島大学大学院理学研究科)
正規母集団に関する検定統計量の分布の漸近展開の誤差評価
[ 講演概要 ]
多変量正規母集団に関する検定統計量の帰無分布の特性関数は、いくつかの多変量ガ ンマ関数の比として表されることが多い。Box (1949) はガンマ関数の漸近展開(ス ターリングの公式)を用いて、このような分布の大標本漸近展開公式を導出したが、 導出過程での剰余項を詳しく評価してゆくことで、分布関数の漸近展開近似の計算可 能な誤差限界を導出することができる。いくつかの検定統計量に対する大標本漸近展 開近似の誤差限界を導出し、高次元・大標本の枠組みで得られているエッジワース展 開近似の誤差限界と比較する。
[ 参考URL ]多変量正規母集団に関する検定統計量の帰無分布の特性関数は、いくつかの多変量ガ ンマ関数の比として表されることが多い。Box (1949) はガンマ関数の漸近展開(ス ターリングの公式)を用いて、このような分布の大標本漸近展開公式を導出したが、 導出過程での剰余項を詳しく評価してゆくことで、分布関数の漸近展開近似の計算可 能な誤差限界を導出することができる。いくつかの検定統計量に対する大標本漸近展 開近似の誤差限界を導出し、高次元・大標本の枠組みで得られているエッジワース展 開近似の誤差限界と比較する。
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~kengok/statseminar/2008/08.html