4学期における理学部数学科の専門科目

以下の6科目(演習も含む)は、数学科専門科目の必修科目として設定されています。3年生に進学してからの勉強をスムーズに進めるためにも、是非4学期中に全ての科目を修得しましょう。

 

「代数と幾何」と「同演習」

数学Ⅱの更に発展した内容を学ぶ(数理科学 I、III とも関係する)。一般的なベクトル空間から始まり、ジョルダン標準形、双対空間、多重線型代数、群と作用についての入門部分などを学ぶ。

 

「集合と位相」と「同演習」

数学 I、II の導入部分で少し扱われた集合や写像の概念について、系統的に集合論として勉強する。その後に、極限の概念をより一般的に扱う位相空間論を勉強する。これ等は、専門課程での数学学習の全てにおいて基礎になる。

 これまでみなさんが習ってきた"数学"からみると急に抽象的に感ぜられ、とまどうかも知れないが、この門を通過すると専門的数学の世界が開けます。

 

「複素解析学 I 」と「同演習」
複素数の上で展開する解析学を学ぶ。解析関数、正則関数、コーシーの積分定理から概ね留数の定理まで、入門的ながら深い内容を学ぶ。