社会数理コロキウム

過去の記録 ~10/16次回の予定今後の予定 10/17~

開催情報 水曜日 17:00~18:30 数理科学研究科棟(駒場) 002号室
担当者 儀我美一, 河野俊丈, 山本昌宏

2017年10月19日(木)

17:00-18:30   数理科学研究科棟(駒場) 056号室
18:30から 2階コモンルームで講演者を囲んで情報交換会を予定しております。
高島 克幸 氏 (三菱電機 情報技術総合研究所)
格子と同種写像に関するアルゴリズムの耐量子暗号への応用 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
 量子計算機の出現に備えて、量子計算機でも効率的に破れない公開鍵暗号の研究が活発に行われています。本講演では、その候補である格子暗号と同種写像暗号について紹介します。Shorの量子アルゴリズムにより、素因数分解問題や離散対数問題が効率的に解けます。更に、Shorアルゴリズムにより、より広いクラスである有限アーベル群に対する隠れ部分群問題が効率的に解けるので、それを避ける数学構造及びその上の計算量仮定、そしてその仮定に基づいた(効率的な)暗号構成が必要になります。本講演では、特に、格子と(楕円曲線間)同種写像という数学構造を利用する方法について概説します。
学生時代に、楕円曲線が暗号に応用されていることを知りました。そして、会社に入って楕円曲線暗号に携わり始めたのは97年でした。それから、世の移ろいと共に、楕円曲線暗号に対する要求も変わり、研究トレンドも変わりました。最近、活発に研究されている耐量子暗号である同種写像暗号は、その一例です。耐量子暗号の重要な候補である格子暗号とともに、最近の研究動向をいささかなりともお伝えするのが、本講演の目的です。
[ 講演参考URL ]
http://fmsp.ms.u-tokyo.ac.jp/FMSP_colloquium20171019.pdf