幾何コロキウム
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開催情報 | 金曜日 10:00~11:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室 |
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担当者 | 植田一石,金井雅彦,二木昭人 |
備考 | 開始時間と開催場所などは変更されることがあるので, セミナーごとにご確認ください. |
2016年06月24日(金)
10:00-14:30 数理科学研究科棟(駒場) 118号室
丸亀泰二 氏 (東京大学) 10:00-11:30
強凸領域上のBlaschke計量の体積繰り込みについて (日本語)
葉層付き空間上の各葉拡散過程の確率解析的構成について
丸亀泰二 氏 (東京大学) 10:00-11:30
強凸領域上のBlaschke計量の体積繰り込みについて (日本語)
[ 講演概要 ]
漸近的双曲Einstein計量の部分領域の体積の漸近展開は、数理物理との関連などから興味を持たれており、無限遠である共形多様体の幾何学的不変量との関係が研究されている。この講演では、Kleinモデルの双曲計量を一般化した、強凸領域上の完備な射影不変計量であるBlaschke計量に対して同様の体積展開を考察し、それを利用して境界上の共形Codazzi構造の幾何学的不変量を構成する。
須崎清剛 氏 (東京大学) 13:00-14:30漸近的双曲Einstein計量の部分領域の体積の漸近展開は、数理物理との関連などから興味を持たれており、無限遠である共形多様体の幾何学的不変量との関係が研究されている。この講演では、Kleinモデルの双曲計量を一般化した、強凸領域上の完備な射影不変計量であるBlaschke計量に対して同様の体積展開を考察し、それを利用して境界上の共形Codazzi構造の幾何学的不変量を構成する。
葉層付き空間上の各葉拡散過程の確率解析的構成について
[ 講演概要 ]
葉層構造をもつ位相空間に対してエルゴード理論的な研究を行う際,各葉拡散過程と呼ばれる確率過程とその拡散不変測度である調和測度が重要な役割を果たす.本講演では確率微分方程式を使った各葉拡散過程の構成方法とその応用によって得られるいくつかの結果を紹介する.時間があればある種の一般化された確率微分方程式の場合や各葉拡散過程の出発点に関する依存性について現在までにわかっていることを述べる.
葉層構造をもつ位相空間に対してエルゴード理論的な研究を行う際,各葉拡散過程と呼ばれる確率過程とその拡散不変測度である調和測度が重要な役割を果たす.本講演では確率微分方程式を使った各葉拡散過程の構成方法とその応用によって得られるいくつかの結果を紹介する.時間があればある種の一般化された確率微分方程式の場合や各葉拡散過程の出発点に関する依存性について現在までにわかっていることを述べる.