FMSPレクチャーズ

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担当者 河野俊丈

2015年03月16日(月)

13:30-15:00, 15:30-17:30   数理科学研究科棟(駒場) Balcony A, Kavli IPMU号室
3/16 13:30-15:00, 15:30-17:30 3/17 13:30-15:00, 15:30-17:30 の4講義 Kavli IPMU(柏キャンパス)での開催
入谷 寛 氏 (京都大学理学研究科)
シフト作用素とトーリックミラー対称性 (ENGLISH)
[ 講演概要 ]
近年,同変量子コホモロジーに対するシフト作用素が
Braverman, Maulik, Okounkov, Pandharipande らにより導入された.
これはSeidel表現の同変持ち上げであり,異なる同変変数の値
に対する量子接続の間のintertwinerを与える.本連続講演では,
このシフト作用素がトーリック多様体のミラーを本質的に復元する
ことを説明したい.具体的には

1. Giventalのミラー定理
2. Landau-Ginzburgポテンシャルと原始形式
3. 拡張されたI関数

がシフト作用素の基本的な性質から得られることを示す.
またガンマ整構造がシフト作用素の決める差分方程式
の解を与えていることにも触れたい.
[ 参考URL ]
http://fmsp.ms.u-tokyo.ac.jp/FMSPLectures_Iritani.pdf