数理人口学・数理生物学セミナー
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2014年10月08日(水)
14:50-16:20 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
江夏洋一 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
再生方程式による感染症流行ダイナミクスの定性解析およびその周辺 (JAPANESE)
江夏洋一 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
再生方程式による感染症流行ダイナミクスの定性解析およびその周辺 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
本講演では, Bolyai Institute, University of Szeged (セゲド大学ボリアイ研究所) とのオープンパートナーシップ共同研究に基づく, Epidelay Research Group との研究交流の報告を行う.
感受性個体の新規感染を規定する incidence rate に関する再生方程式や, 対応する偏微分方程式系の解の漸近挙動に関する近年の結果を述べながら, cyclic な個体の性質変化が与える感染平衡解の安定性に関する open problem も議論する. また, 感受性個体への感染力を保ったまま, 病原体が産生する毒素
が無毒化される効果を含めた系のダイナミクスも, 現地での研究討論によって得た課題として併せて紹介する.
本講演では, Bolyai Institute, University of Szeged (セゲド大学ボリアイ研究所) とのオープンパートナーシップ共同研究に基づく, Epidelay Research Group との研究交流の報告を行う.
感受性個体の新規感染を規定する incidence rate に関する再生方程式や, 対応する偏微分方程式系の解の漸近挙動に関する近年の結果を述べながら, cyclic な個体の性質変化が与える感染平衡解の安定性に関する open problem も議論する. また, 感受性個体への感染力を保ったまま, 病原体が産生する毒素
が無毒化される効果を含めた系のダイナミクスも, 現地での研究討論によって得た課題として併せて紹介する.