数理人口学・数理生物学セミナー

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2021年05月27日(木)

15:00-16:00   オンライン開催
ZOOMによる遠隔講演となります。参加希望の方は稲葉までご連絡ください。
南 就将 氏 (慶應義塾大学医学部)
感染性接触の点過程によるモデル化
(Japanese)
[ 講演概要 ]
典型的な1個体と集団の他の成員とのランダムな接触時刻の系列がポアソン点過程をなすと仮定し、さらにこの個体が感染した時刻を起点として、他者への感染性と接触頻度が感染齢とともに変化するというモデルを構成する。このモデルに基づいて実効再生産数の意味を考えたい。また、感染者の増加が分枝過程に従うと仮定すると、流行初期における感染者数の指数関数的増大度と基本再生産数との関係がある確率分布のモーメント母関数を通じて与えられるというよく知られた公式が導かれる。