GCOEセミナー

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2010年07月07日(水)

17:00-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 002号室
数値解析セミナー#006 開催時刻(17:00~18:00)が通常と異なりますので御注意下さい
天野 要 氏 (愛媛大学大学院理工学研究科)
代用電荷法による多重連結領域の数値等角写像 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
多重連結領域の等角写像では,平行スリット領域,円弧スリット領域,放射スリット領域,円弧スリット円板領域,円弧スリット円環領域という5種の正準スリット領域が広く知られている(Nehari, 1952).遡って,Koebe(1916)はこれらを含む39種の正準スリット領域を挙げている.近年,このような多重連結領域の問題が新たに注目されている.代用電荷法を適用して,このような様々な等角写像の表現が簡潔で精度の高い近似写像関数を簡単に構成することができる.ここでは,非有界な多重連結領域から(実軸となす角を任意に指定した一般的な)直線スリット領域と,円弧放射スリット(混在)領域への場合中心に,代用電荷法による多重連結領域の数値等角写像の方法を紹介する.
[ 参考URL ]
http://www.infsup.jp/utnas/