諸分野のための数学研究会
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開催情報 | 火曜日 10:30~11:30 数理科学研究科棟(駒場) 056号室 |
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担当者 | 儀我美一、石村直之(中央大学)、齊藤宣一、山本昌宏 |
セミナーURL | http://coe.math.sci.hokudai.ac.jp/sympo/various/ |
目的 | 北海道大学のHPには、第1回(2005年6月22日)~第22回(2009年2月18日)の情報が掲載されております。 |
2010年07月07日(水)
10:30-11:30 数理科学研究科棟(駒場) 056号室
北海道大学のHPには、第1回(2005年6月22日)~第22回(2009年2月18日)までの情報が掲載されております。
佐藤正英(さとうまさひで) 氏 (金沢大学総合メディア基盤センター)
拡散場の非対称性により生じる微斜面上のステップの不安定化 (JAPANESE)
北海道大学のHPには、第1回(2005年6月22日)~第22回(2009年2月18日)までの情報が掲載されております。
佐藤正英(さとうまさひで) 氏 (金沢大学総合メディア基盤センター)
拡散場の非対称性により生じる微斜面上のステップの不安定化 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
平坦に見える結晶表面でも,結晶の2次元核や螺旋転位などにより,何からの形でステップと呼ばれる結晶高さの段差がある。
また,ステップが一方向を向いて階段状になっている微斜面と呼ばれる結晶表面が現れる場合がしばしばある。
微斜面では,平衡条件では熱的な揺らぎを除けば,ステップが平均的には等間隔で直線的に並んでいるのが安定であるが,成長時または昇華,溶解,融解時には,この配置が不安定になることがある。
本講演では,結晶の周りの拡散場がステップに対して非対称になることで生じるステップ間隔が等間隔でなる束形成(バンチング)と呼ばれる不安定化や直線的でなくなる不安定化について調べた結果を報告する。
平坦に見える結晶表面でも,結晶の2次元核や螺旋転位などにより,何からの形でステップと呼ばれる結晶高さの段差がある。
また,ステップが一方向を向いて階段状になっている微斜面と呼ばれる結晶表面が現れる場合がしばしばある。
微斜面では,平衡条件では熱的な揺らぎを除けば,ステップが平均的には等間隔で直線的に並んでいるのが安定であるが,成長時または昇華,溶解,融解時には,この配置が不安定になることがある。
本講演では,結晶の周りの拡散場がステップに対して非対称になることで生じるステップ間隔が等間隔でなる束形成(バンチング)と呼ばれる不安定化や直線的でなくなる不安定化について調べた結果を報告する。