国民健康保険

国民健康保険(通称:国保こくほ)

日本には医療費の負担を軽減するための医療保険制度があります。このうちのひとつが国民健康保険で、「留学」の在留資格を有する者はすべて加入することになっています。加入手続きは住んでいる地域の役所の国民健康保険課で行います。
新規に来日した学生は、市区町村への居住地届け出と同時に加入手続きすることをおすすめします。加入すると、後日、国民健康保険被保険者証(保険証ほけんしょう)が交付されます。

月々の保険料(収入額に応じて金額は決められます)を支払わなくてはなりませんが、所得が一定未満であれば保険料の減額制度がありますので、国民健康保険課でたずねてください。
保険取り扱いの医療機関で受けた医療費(ただし保険適用外もあります)の総額の70%がこの保険でまかなわれます。
*診療をうける時は、受付でかならず保険証を提示してください。

そのほか、国保からの保険給付金には「高額療養費」「出産育児一時金」「葬祭費」があります。 健康診断、予防注射、美容整形、歯列矯正などは国保では診療が受けられません。

引っ越しをしたときは14 日以内に、留学を終えるときは帰国前に、保険証と在留カードを持参のうえ、国保課に届け出てください。

*保険証はパスポートや在留カードと同様、身分を証明する大事なものです。他の人に不正使用されないよう大切に保管してください。

line.gif

事故にそなえて

「交通災害共済制度」

不慮の事故に備えて「交通災害共済制度」に加入することができます。加入については区(市)役所の担当窓口に問い合わせてください。

「学生教育研究災害傷害保険」(略称「学研災」)

大学で学ぶ学生の教育研究活動中の災害に対する補償制度です。通学中や学校施設等相互の移動中の事故も対象になります。平成19年度から保険料を大学が負担して全学生が学研災加入することになりました。これにより、個人で加入手続きを行うことなく全学生が等しく傷害保険の適用を受けられることになります。