Tuesday Seminar on Topology
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Date, time & place | Tuesday 17:00 - 18:30 056Room #056 (Graduate School of Math. Sci. Bldg.) |
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Organizer(s) | KAWAZUMI Nariya, KITAYAMA Takahiro, SAKASAI Takuya |
2008/11/18
17:00-18:00 Room #056 (Graduate School of Math. Sci. Bldg.)
宍倉 光広 (京都大学大学院理学研究科)
複素力学系のくりこみと剛性
宍倉 光広 (京都大学大学院理学研究科)
複素力学系のくりこみと剛性
[ Abstract ]
無限に分岐が集積しているような
ある種の力学系においては、相空間やパラメータ空間の
微細構造が取り上げる個々の力学系の族に寄らない
普遍的構造をもったりすることが知られており、
ある意味で剛性の問題とつながっている。この現象の説明には、
ある部分集合への再帰写像の構成から得られる、あるクラスの
力学系全体の空間で定義されるメタ力学系としての
くりこみ作用素の考え方が重要である。これに関して、
講演者と稲生啓行による中立的不動点をもつ複素力学系の
近放物型くりこみの話を中心に解説する。
無限に分岐が集積しているような
ある種の力学系においては、相空間やパラメータ空間の
微細構造が取り上げる個々の力学系の族に寄らない
普遍的構造をもったりすることが知られており、
ある意味で剛性の問題とつながっている。この現象の説明には、
ある部分集合への再帰写像の構成から得られる、あるクラスの
力学系全体の空間で定義されるメタ力学系としての
くりこみ作用素の考え方が重要である。これに関して、
講演者と稲生啓行による中立的不動点をもつ複素力学系の
近放物型くりこみの話を中心に解説する。