Tuesday Seminar on Topology
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Date, time & place | Tuesday 17:00 - 18:30 056Room #056 (Graduate School of Math. Sci. Bldg.) |
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Organizer(s) | KAWAZUMI Nariya, KITAYAMA Takahiro, SAKASAI Takuya |
2006/07/11
17:00-18:30 Room #056 (Graduate School of Math. Sci. Bldg.)
野田健夫 (秋田大学工学資源学部)
全葉層の存在について(浅岡正幸,Emmanuel Dufraineとの共同研究)
http://faculty.ms.u-tokyo.ac.jp/~topology/
野田健夫 (秋田大学工学資源学部)
全葉層の存在について(浅岡正幸,Emmanuel Dufraineとの共同研究)
[ Abstract ]
n次元多様体上のn個の余次元1葉層構造の組で、n個の葉層構造の接空間の共通部分が各点で0になるものを全葉層と呼ぶ。3次元の場合においては任意の有向閉多様体上に全葉層が存在することが Hardorpによって示されていた。3次元多様体上の全葉層をなす各々の葉層構造の接平面場は互いにホモトピックでありオイラー類が0になることが容易に分かるが、逆にオイラー類が0の平面場を与えたときそれを実現する全葉層が存在するかという問題が自然に生じる。
本講演ではこの問題に肯定的な解決をあたえる。
また、この結果の応用として双接触構造、すなわち横断的に交わる正と負の接触構造の組の存在問題にも触れたい。
[ Reference URL ]n次元多様体上のn個の余次元1葉層構造の組で、n個の葉層構造の接空間の共通部分が各点で0になるものを全葉層と呼ぶ。3次元の場合においては任意の有向閉多様体上に全葉層が存在することが Hardorpによって示されていた。3次元多様体上の全葉層をなす各々の葉層構造の接平面場は互いにホモトピックでありオイラー類が0になることが容易に分かるが、逆にオイラー類が0の平面場を与えたときそれを実現する全葉層が存在するかという問題が自然に生じる。
本講演ではこの問題に肯定的な解決をあたえる。
また、この結果の応用として双接触構造、すなわち横断的に交わる正と負の接触構造の組の存在問題にも触れたい。
http://faculty.ms.u-tokyo.ac.jp/~topology/