TeXソースを処理するパッケージです.名前に反して,PDFを直接生成するエンジン(pdflatexなど)を使うことも可能です.本体はfortex\sub\package\textodvi\compile.macです.
実際に実行するプログラムを指定します.以下の三通りの方法が存在します.
なお,推定といっても,実際には,ドキュメントクラスやオプションからプログラムへの対応表を持ち,それをもとに決めているだけです.jsarticleならplatexだがarticleならlatex,というような動作が行われます.対応表は設定可能で,「推定ルールの編集」から設定できます.書式についてはこのページの最後をご覧ください.
\labelなどの参照を行う際に,LaTeXは複数回のコンパイルを必要としますが,それを自動的に行うかの設定をします.BibTeX/Makeindexの処理も自動的に推定します.
ソースとプレビュー画面の間で相互に参照を行う方法を指定します.ここではTeXソースのコンパイルのみの指定で,実際に行うにはプレビュー側の設定も必要です.
さらに追加でプログラムに渡すオプションを指定します.
BibTeX用に動かすプログラムの設定が行えます.実際に起動するプログラムおよびそれに渡すオプションを指定できます.
Makeindex用に動かすプログラムの設定が行えます.BibTeXの設定とほぼ同様です.
引数は,a=bの形の指定を;により区切って行われます.たとえば,latexのみ動かしてdviのタイムスタンプの比較を行う場合は,todo=latex;checktimestamp=dviとします.
latex/bibtex/makeindexのいずれかを指定します.指定されたプログラムを一度だけ実行して終了します.
ソースファイルがコンパイルされたファイルよりも古い場合,コンパイルを実行しません.どのファイルを指定するかの拡張子を「,」区切りで指定します.たとえばchecktimestamp=pdf,dviとして,parent.texのコンパイルを行うと,parent.texおよびそれから\input/\includeされているすべてのファイルがparent.dviおよびparent.pdfより古かった場合,コンパイルが行われません.
推定の際に参照される設定ファイルは,INI形式で記述されています.「プログラム」→「推定ルールの編集」から開くことができます.(実体はユーザフォルダ以下のpackage\textodvi.iniです.)セクションはFormatのみで,たとえば次のように設定すると,\documentclass{jsarticle}とするとplatexが,\documentclass[uplatex]{jsarticle}とするとuplatexが選ばれます.
[Format] jsarticle=platex jsarticle/uplatex=uplatex