線形代数 (ジョルダン標準形、商空間、 テンソル積、...)


講義:水曜 1限、2限(9:00-10:30, 10:40-12:10) <523教室>
演習:水曜 4限(14:40-16:10) は古田先生の担当です。
時間割コード( UTask-Web 21515, UT-mate 0505001)
教科書「 線形代数の世界 -抽象数学の入り口-」 東京大学出版会
(初版の 訂正 (10/01/11) 訂正追加 (09/03/25)。 これらは、第2刷では修正されています。)

講義内容予定

  1. 線形空間
  2. 線形写像
  3. 自己準同形
  4. 双対空間
  5. 双線形形式
  6. 群と作用
  7. 商空間
  8. テンソル積と外積
シラバス

授業日程と講義内容

進み具合は例年通りの予定です。 去年のページを参考にしてください。
教科書「 線形代数の世界 」 でいうと、 毎回20ページ程度進むことになります。
講義の内容を勉強したことのない人には、 予習、復習をしっかりやることを強く勧めます。
  1. 10/6 1.1 体の定義、1.2 線形空間の定義、 1.3 線形空間の例(p.16)まで。
  2. 10/13 1.4 部分空間、1.5 次元(p.31)まで。 1.6 無限次元空間はとばします。
  3. 10/20 2.1 線形写像の定義(p.38)から、 2.3 行列表示の定義(p.57)まで。
  4. 10/27 2.3 行列表示の定義(p.57)の続きから、 3.1 最小多項式にはいったところ(p.77) まで。 2.6 完全系列と直和因子はとばします。
    11/3 文化の日でお休みです。
  5. 11/10 3.1 最小多項式の続き(p.78)から、 3.3 一般固有空間と三角化 の 定理3.3.4(p.94)まで。
  6. 11/17 一般固有空間分解(系3.3.6)から、 3.6 固有多項式の終わりまで(p.117)。
    3.5 行列式はとばしましたが、 試験範囲です。 3.7 の漸化式をみたす数列と 定数係数常微分方程式の くわしい話はとばします。 ここは試験範囲ではありませんが、 漸化式をみたす数列や 無限回微分可能な関数についての 簡単な話は試験範囲です。
    11/24 駒場祭あとかたづけのため、午前の講義はありません。
  7. 12/1 中間試験 をしました。時間は10:00-12:00、教室はいつものとおり523です。
    試験範囲は教科書の1章から3章まで。 11/17までに進んだところ全部です。
    問題と略解 に、別解と多かった間違いを追加しました。
  8. 12/8 第4章 双対空間のはじめから、 4.3 双対写像の 命題4.3.4の1の証明(p. 140)まで。
  9. 12/15 4.3双対写像の命題4.3.4の2の証明(p. 140)から、 5.2対称形式の命題5.2.5(p. 159)の証明の途中まで。 4.4線形写像の空間はとばします。
  10. 12/22 5.2 対称形式の命題5.2.5(p. 159)の証明から、 6.1 群の準同形の定義6.1.7(p.176)まで。 5.4 交代形式は簡単にすませました。
  11. 1/12 7章 商空間のはじめから、 準同形定理の系7.3.6(p.202)まで.
    6章の群の続きは、 学期の最後にします。
  12. 1/19 双対空間と商空間の関係 命題7.3.7から、 8章 テンソル積の8.3 線形写像のテンソル積(p.220)まで.
  13. 1/27(木) 8.4 外積 と 6章 群 の残りでした。
アンケートの 結果 2つめの結果 です。
集合と位相演習の学期中の提出物の返却は終わりました。
期末試験は 3月2日(水)10:00〜12:00です。 部屋はいつもの523です。掲示などで確認してください。
問題と略解
範囲は講義で説明したところすべてですが、 中間試験以降の、線形空間の抽象的な構成やその応用 が中心です。
成績は、中間と期末の2つの試験の結果を総合してつけます。
単位を取りたい人は、この2つの試験を必ずうけてください。

数学科進学内定者で、 中間試験の得点が一定の水準に達し なかった人を対象に 補習を行っています。
教務係から補習に出席するように 連絡のあった人は、 ぜひこの機会を活かしてください。

過去問は、 去年のページにあります。
追試験は、 7月27日(水)13:30〜15:30、 数理棟117でした。 問題と略解

集合と位相演習 のページ,
去年の 代数と幾何 のページ,