コマンド生成パッケージ

適切な形式により書かれた命令を解釈し,実行します.命令は設定ファイル内ほか,ソース中に%#記法を用いて指定することもできます.

本体はfortex\sub\package\generatecmd\compile.macです.

命令書式

基本は以下のようになります.

platex main.tex ; dvipdfmx main.dvi

命令は「;」で区切られます.この例のように,コマンドラインに渡すだけの形が基本的です.この例では,「platex main.tex」が実行された後,「dvipdfmx main.dvi」が実行されます.

ファイル名などは,文字列による置換を行うこともできます.

platex %B.tex ; dvipdfmx %B.dvi

利用可能な置換文字列はプログラムの実行から指定できるものと同じです.

さらに特殊な記法を用いることで,パッケージの呼び出しが可能です.

$(C:TeXToDVI) ; $(C:DVIToPDF)

これらの指定は各種プログラム及びメニューの設定での設定に基づいて行うことができます.$(***)という形の命令は,祝鳥への特殊な命令として解釈されます.$(C:TeXToDVI)はTeXToDVIというタイトルのコマンドを実行するということになります.

$(C:***)のほかには$(M:***)という形の指定も可能です.これはコマンドではなく,メニューの実行を行います.$(C:***)及び$(M:***)では,さらに「:」で区切ることでその後に引数を指定することもできます*1

$(C:TeXToDVI:checktimestamp=dvi,pdf) ; $(C:DVIToPDF)

設定

命令の取得
どこから命令を取得するかを指定します.以下を指定します.これらは優先順位をつけて設定することができ,優先順位の高い順番に取得を試み,失敗した場合は次の優先順位で指定された取得方法を試みます. 「ドキュメントクラスから推測」「デフォルト」は設定ファイルを直接編集することで設定します.以下の設定ファイルの項目も参照.
設定ファイル
このパッケージの設定ファイルに関する設定を行います.
*1
従って,タイトルに:が入っているコマンドは実行することができません.