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2012年度 産業界からの課題解決のためのスタデイ・グループ
日程:平成25年1月17日(木)10:00〜1月23日(水)
場所:東京大学大学院数理科学研究科(アクセス)
- ※参加される方は事前登録をお願いします【事前登録はこちら】 1月16日(水)18:00締切
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開催趣旨:
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スタディ・グループは、産業界における数学的問題を解決すること、あるいは数学を軸にした
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産業界との共同研究や連携活動の種を見出し、その芽を育てることを目的とします。
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産業界から、予め個々が抱える未解決の数学的問題や数学を使えば解決できると想定される課題を、
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初日の1月17日に参加者に解説してもらいます。今回は3社から3つの課題の提供をいただきます。
- 17日の午後から課題ごとに部屋に分かれて問題解決に向けた議論を開始します。
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各部屋には産学連携の経験があるモデレーターが配置されており、そこでの議論を組織化し
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収束させるなどのとりまとめをするので、たとえスタデイ・グループの経験が皆無の聴衆でも
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興味に応じて課題ごとに分かれたグループで自由に議論ができることが容易になります。
- 各グループでは、基本的には自由に議論に加わって問題解決に多角的に当たります。
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そのため、初日の課題の解説からみて一見聴衆自身の専門や興味と関係がなさそうでも、
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自由な討論の場で提示したことが産業界の課題の解決のために決定的な役割を果たす可能性が
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あります。専門分野を問わない修士、博士課程院生の参加を強く求めます。
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最終日には、それまでの議論を踏まえて、モデレーターとともに成果報告を実施します。
- 今回は九州大学との共同開催も含めて、2010年から数えて6回目となりますが、
- 提起された問題は、会期中に解けてしまうこともありました。また、解決はできなかったものの
- その糸口が見つかり、その後、契約等を結び共同研究を推進して行くケースもしばしばです。
- もちろん、具体的な解決に結びつかないこともありまが、それは失敗ではなく、
- 数学研究に携わる者にとっては、産業や異分野の問題に接し、色々な研究者と共同作業をする
- ことができる貴重な体験となります。一方、問題を提起してくださる側にも、問題が数学的に
- 明確にでき、明確な解決への一里塚となることが期待できます。
- 解決を目指すプロセスに身を置くことを通じて、参加した大学院生やポスドクを含む若い人たちの
- 興味・関心も広がり、ひいては各自の専門分野の研究にもフェードバックや新たな研究課題の
- 発見など、さまざまな効果が期待できます。
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なお、今回は「平成24年度 文部科学省 数学・数理科学と諸科学・産業との連携研究ワークショップ」
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として文部科学省 研究振興局 基礎研究振興課/数学イノベーションユニットの支援も受け
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スタディ・グループを開催いたします。
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- プログラム:
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平成25年1月17日(木)
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数理科学研究科棟 123 号室
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09:45-10:30
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新日鐵住金株式会社: 【アブストラクト】
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「結晶界面決定に関する数学的考察について -数学で結晶の図形の性質を調べる- 」
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"Mathematical approaches on determination of crystal interfaces"
- キーワード:
結晶界面、結晶成長、図形、平均曲率、非当方性平均曲率
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10:45-11:30
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ニコン株式会社: 【アブストラクト】
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「点群間アライメントについて」
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"Aligning 3D point clouds"
- キーワード:
点群,アライメント,3次元特徴量,最適化 -
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11:30-12:15
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花王株式会社:【アブストラクト】
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「一般消費財の広告効果分析について」
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"Analysis of effects by advertisement of daily commodities"
- キーワード:マーケティング、広告、
最適化、データ・フィッティング、予測 -
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1月17日(木)17:30〜 懇親会 生協食堂2F南側
- ※参加料:一般3,000円 学生(博士課程院生まで)2,000円
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1月17日(木)午後〜1月23日(水):課題ごとにわかれて解決にむけたワーク
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1月23日(水)15:00〜:成果発表会
※参加される方は事前登録をお願いします 【事前登録はこちら】 1月16日(水)18:00締切
Last Updated: Jan 15, 2013