東京大学大学院数理科学研究科

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2023年度公開講座 『統計と数学』

本年度は対面形式とオンライン形式(Zoomウェビナー)併用のハイブリッド開催となりました。

講義2:『極限定理』 吉田 朋広(東京大学大学院数理科学研究科)

講演概要
確率分布とその近似は統計推測理論を構成するうえで不可欠な要素です.確率分布の概念から始め,中心極限定理とその統計学における役割について考察します.極限定理は確率過程へ拡張され、確率過程の統計推測の理論と相互に影響しあって発展しています.極限定理は,生存解析など日常的に用いられている統計手法を背後で支えています.近年,マリアバン解析(無限次元確率解析)によって極限定理の世界は広がり,さらには,極限定理を高精度にした漸近展開理論へ発展しています.このような,極限定理と統計理論が合流している様子にも触れたいと思います.
講演資料

  講演資料(pdf)

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