研究集会
「トポロジーとコンピュータ 2011」
2011 年 11 月 12 日 (土) -14 日 (月)
名城大学名駅サテライトにて
トポロジープロジェクトの一環として,
標記の研究集会を開催いたします. この研究集会は, 平成23年度科学研究費補助金 (基盤研究(A))
「クライン群とタイヒミュラー空間の大域幾何的研究」 課題番号 22244005,
大鹿 健一氏(大阪大学) の援助を受けています.
参加者の皆様のご協力を持ちまして, 本研究集会は無事に終了いたしました.
趣旨
本研究集会では, コンピュータを利用したトポロジーの研究の発展を目的として, 次のような講演を計画しています.
- 計算機実験が予想したトポロジーの命題 (問題提起を含む) に関する講演,
- 計算機の支援を受けて得られたトポロジーの結果に関する講演,
- 実装化に成功したトポロジーのソフトウェアを紹介し, 共有する講演 (実装化の際のノウハウを紹介する講演を含む),
- 計算機への実装化に成功していないトポロジーの問題を提起し, 実装化によって期待できる研究の発展を紹介する講演.
トポロジーにおける計算機利用の実際の場面を考えてみますと, 空間を扱うという分野の特性上,
理論のどの部分をどのような形で実装するか,
という設計の段階から問題が生じます. また, その部分がうまく定まったとしても,
扱うデータが非常に膨大となって,
そこから有用な情報を得るための手続きに大きな時間を要することがしばしば起こります.
それらを解決しようとするプロセスは, 時にはトポロジーの範疇を超えてしまいますが,
それ自身が重要な意味を持っています. しかしながら,
こういった数学的に"途中の段階"とみなされるものは,
最終的な論文や研究発表の場ではなかなか表に出されることがありません.
本研究集会では, そういった数学の研究過程において実は生き生きとした重要な部分に焦点をあてることで,
学生を含めたトポロジーの研究者が積極的に交流できるような場を提供したいと考えています.
講演者 (50音順, 敬称略)
- 阿原 一志 (明治大学)
- 市原 一裕 (日本大学)
- 井戸 絢子 (奈良女子大学)
- 河内 明夫 (大阪市立大学), 清水 理佳 (大阪市立大学)
- 北澤 直樹 (東京工業大学)
- 逆井 卓也 (東京工業大学)
- 新村 正之 (創価大学), 北野 晃朗 (創価大学)
- 下村 健吾 (大阪大学)
- 鈴木 正明 (秋田大学)
- 田中 梨紗 (奈良女子大学)
- 田村 和典 (秋田大学)
- 辻 沙也加 (奈良女子大学)
- 正井 秀俊 (東京工業大学)
プログラム
[HTML], [PDF](含アブストラクト)
会場へのアクセス
名城大学名駅サテライト
愛知県名古屋市中村区名駅 3-26-8
名古屋駅前桜通ビル13階
(JR名古屋駅から桜通口方面に移動し, ユニモール地下街に入り, 4番出口を出て下さい)
懇親会
13 日 (日) の晩に予定しており, 会場にて出欠をお伺いします. 皆様のご参加をお待ちしております.
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最終更新日: 2011 年 11 月 14 日
世話人: 逆井 卓也 (東京工業大学), 長郷 文和 (名城大学)