誤りや補足すべき点があればお知らせ下さい --> ftp-admin@akagi.ms.u-tokyo.ac.jp
京大の淺山和典氏によるパッケージ(ptx214-*.zip)を使って TeX をインストールする手順について述べます。
参考: 奥村さんによる解説 もあります。Windows95/98/NT の場合は、より新しいバージョンの インストールの解説 を御覧下さい。
6.1. 旧版のTeXを作成する場合7. 実際の作業
6.2. AMS-TeX
6.3. AMS-LaTeX
6.4. その他
このTeXのインストールが終了後、dviout for Windows と、それで用いられる フォントとをインストールする手順については、 ここ をクリックしてみてください。
1996年12月版の LaTeX2e のほか、いくつかの改定もなされました。対応する pLaTeX は、Ver 2.15となり、 関連する各種実行ファイルも作成されつつあります。これらが安定した状態になれば、 ここの内容も、そちらに移行したいと考えています。
2. 必要なファイルと作成される TeX
作成されるバージョンは、
kpathsea-2.6 対応の TeX 3.1415, LaTeX2e(December 1995), pLaTeX 2.14(March 1996)
です。
マクロセット | コマンド名 | 必要なファイル | |
---|---|---|---|
plain TeX | plain | 1, 3, 5 | |
拡張 plain TeX | eplain | 1, 3, 5 | |
LaTeX2e | latex | 1, 3, 5, 7 | |
AMS-TeX 2.1 | amstex | 1, 3, 5, (10) | |
AMS-LaTeX 1.2 | latex | 1, 3, 5, 7, 11 | |
ASCII 日本語 plain pTeX | ptex | 1, 2, 5, 6 | |
ASCII 日本語 pLaTeX2e | platex | 1, 3, 5, 6, 7, 8 | |
日本語 AMS-TeX | amsptex | 1, 2, 5, 6, (10) | |
日本語 AMS-TeX(amsppt.sty) | amsppt | 1, 2, 5, 6, (10) | |
日本語 AMS-LaTeX 1.2 | platex | 1, 2, 5, 6, 7, 8, 11 | |
plain METAFONT | mf | 1, 4, 5 | |
CM METAFONT | cmmf | 1, 4, 5 | |
以下旧版 | |||
旧版の ASCII 日本語 TeX | altex209 | 1, 2, 5, 6, 13, 14 | |
旧版の ASCII pLaTeX | pltex209 | 1, 2, 5, 6, 13, 14, 15 | |
旧版の ASCII LaTeX | latex209 | 1, 2, 5, 6, 13, 14 | |
AMS-LaTeX 1.1 | amsl209 | 1, 3, 5, 6, 12, 13 | |
日本語 AMS-LaTeX 1.1 | amspl209 | 1, 2, 5, 6, 12, 13, 14 | |
日本語 AMS-LaTeX 1.1(ymt版) | amsjl209 | 1, 2, 5, 6, 12, 13, 14, 16 |
3. インストールの準備
ここでは、Windows 95 がインストールされているパソコンの場合を述べます
が、他の場合もほぼ同様です。操作はすべて DOS窓(MS-DOSプロンプト)で行い
ます。
まず、TeX のシステムをインストールするドライブ(or ディレクトリ)を決めます。 これからインストールする TeX のシステムは、その下に作成される ptex のディレク トリの下に作られます。
十分な空きのあるハードディスクのルートディレクトリの下の a:\ptex とか c:\ptex にインストールするのでよいと思われます。たとえば、Windows 95 を 使っていて c:\ptex の下にインストールするとしましょう。ただしそこに、古い バージョンが入っている場合、上書きしてインストールするのは、エラーの元とな りますので、十分な知識がある場合以外は避けた方がよいでしょう。
以下、圧縮されたファイルは a:\ にあり、c:\ptex にインストールするとして 操作を書きますが、それ以外のときは、A:\ と C:\ を適当に置き換えて読んで ください。
実行ファイルは、C:\ptex\bin に入り、各種環境の設定ファイルは、 C:\ptex\tex.env となるので、起動時に実行される autoexec.bat の PATH= の 最後に C:\ptex\bin を加え、環境変数 TEXENV を C:\ptex\tex.env に設定し ます。具体的には、例えば
PATH=%PATH%;C:\ptex\bin SET TEXENV=C:\ptex\tex.envを、autoexec.bat の最後の部分に付け加えておけばよいでしょう。
また、autoexec.bat で TeX 関連の環境変数
TEXMFCNF, TEXINPUTS, TEXFORMATS, TEXPOOL, TEXFONTS, MFINPUTS, MFBASES, MFPOOL, BIBINPUTS, BSTINPUTS, TEXEDIT, MFEDIT, MFTERMが設定されていたら、それらをすべて削除してください。 このような準備が完了したら、その変更を有効にするよう、再起動します。
4. 必要なファイルの取得
2.で述べてある必要なファイルをすべて持ってきます。
ftp で持って来られる場合は、たとえば
ftp akagi.ms.u-tokyo.ac.jpとして、Anonymous ftp で入ると、そこの pub/TeX/dos-win などに入っています ので、そこに cd で移って
cd pub/TeX/dos-win binaryとしてバイナリモードの状態で、
get ptx214-1.zipなどとすればよいでしょう。
これらには、多くのファイルが圧縮されてまとめて入っていて、それを元に戻す必要 があります。そのためのプログラムも、ptx214-1.zip などと同じ場所にあります ので、それも持ってきてください。 unz512xn.exe というファイルです。そのほか gzip, tar, lha などの書庫管理プログラムもあると便利です。
get unz512xn.exeこれは、Windows 95(上の DOS)あるいは、Windows NT の場合で、Windows 3.1 や、単なる MS-DOS の場合は、 unz512x3.exe を持ってきてください。
unz512xn.exe(Windows95 の場合)のあるディレクトリ(ここでは、A:\ と仮定 しています)に移り、unzip.exe を得て、それをパスが設定されたディレクトリ (仮に c:\bin とする)にインストールします
cd A:\ A: unz512xn.exe copy unzip.exe c:\binを実行してください。unzip.exe という実行ファイルと、それのドキュメント unzip.doc それに、unzipsfx.exe とそれのドキュメントが得られます。
5. ファイルの展開
インストールすべきドライブが c:\ の場合(このとき、c:\ptex の下にインスト
ールされる)、
unzip A:\ptx214-1.zip -d C:\を実行します。c:\ptex というディレクトリが作成され、その下にいくつかのファ イルが展開されているはずです。その他の ptx214-?.zip というファイルも同様に 展開します。
cd c:\ptex c:として、c:\ptex に移動すると、そこに *.sj というドキュメントがあり、以降の インストールの仕方が丁寧に書かかれています。特に
readme.1st : 全体の説明 archive.sj : 各種実行ファイルやライブラリの展開の説明 install.sj : TeX や METAFONT 本体のインストール format.sj : 各種のTeX(のフォーマットファイル)の作成の順に読んで下さい。書いてある通りに実行していけば、インストールが完了する ので、最初にざっと全体に目を通し、不明な点が無いことを確認して、そこに書か れている通りに間違いなく、省略することなく実行してください。不安な場合は、 上記3つの *.sj を印刷し、それを参照しながら行うとよいでしょう。
6. 補足
いくつかの TeX についての補足。
6.1. 旧版のTeXを作成する場合
LaTeX 2.09 のマクロファイルは、c:\ptex\texmf\tex\latex209 に入れます。
そのファイルが、たとえば a:\macros.tgz と、まとまっていれば
cd c:\ptex\texmf\tex\latex209 djtar -x a:\macros.tgzと展開しておきます。
cd c:\ptex\texmf\tex\pltex209 lha e a:\jmacros
日本語対応の AMS-TeX で、しかも amsppt.sty を取り込んだものを作成するには 以下の中身のファイルを作成(or コピー)し
% --------------------------- cut here ---------------------------------- \input ptex \input amstex \input amsppt.sty \font\preloaded=eufm6 \font\preloaded=eufm8 \font\preloaded=msam6 \font\preloaded=msam8 \font\preloaded=msbm6 \font\preloaded=msbm8 \def\documentstyle#1{\immediate\write16{The documentstyle is fixed to amsppt.}} \dump % --------------------------- cut here ----------------------------------c:\ptex\texmf\tex\ams に amsppt.ini という名前で入れます。そのあと
dumpptex amsppt amsppt.iniとすると、amsppt という実行ファイルが作成されて終了です。 なお、上記の \font で始まる行は無くてもかまいませんが、私の好みです。また、 amsppt.sty を含めない場合は、上の \input amsppt.sty の行と、\def で始まる 行を削除したものを用います。
mkdir C:\ptex\texmf\tex\latex cd C:\ptex\texmf\tex\latex C: djtar -x A:\amslatex.tgzとします。
AMS-LaTeX 用に書かれたファイル、例えば testart.tex を処理するのは
latex testartとすれば、OK です。
ここで、実行ファイル latex に代わりに ASCII pLaTeX2e の platex を用いれば、 日本語が扱えます。このとき、室政和氏の作成した jamscls.lzh を用いれば 「第2章」などのような日本語表示にすることも出来ます。 たとえば
mkdir C:\ptex\texmf\tex\platex\amslatex cd C:\ptex\texmf\tex\platex\amslatex lha e A:\jamscls latex jamscls.insとすればOKです。
旧版の LaTeX 2.09 を元にする場合は、amsltx11.tgz が必要です。この場合は、 amsltx11.tgz に入っているドキュメントをよく読んで、dumptex でフォーマット・ ファイルを作成して下さい。
また、日本語を扱う場合は、dumpptex でフォーマット・ファイルを作る必要があり、 そのまま使う場合には、フォーマット・ファイルの作成時に、日本語が扱えるよう なキット(たとえば、nfss1jp.lzh)を利用すると便利です。
これらについては、7.8 の例を参照してください。
ただし、いくつかある日本語化の方法には、互換性がないので、
新しい pLaTeX2e による AMS-LaTeX 1.2 を使う方が良いでしょう。
6.4. その他
その他、独自のものを作成するときは、misc.sj, format.sj と kpathsea.sj などを
よくお読みください。また、多くのマクロ、LaTeX のスタイルなど、TeX 関連の
ファイルが CTAN に集められています。
7. 実際の作業
Windows 95 上の MS-DOSプロンプト におけるインストールです。
djtar -x foo_1.tzg djtar -x foo_2.tar.gzなどの展開がうまくいかないことがあるようです。
gzip -d foo_1.tgz gtar xvf foo_1.tar gzip -d foo_2.tar.gz gtar xvf foo_2.tarのようにすることができます。
unzip512xn unzip A:\ptx214-1 -d C:\ copy unzip.exe C:\ptex\bin
PATH に C:\ptex\bin を加える set TEXENV=C:\ptex\tex.env
unzip A:\ptx214-2 -d C:\ ; アスキーpTeX をインストールする場合 unzip A:\ptx214-3 -d C:\ ; 元来の TeX をインストールする場合 unzip A:\ptx214-4 -d C:\ ; METAFONT をインストールする場合 C: cd C:\ptex djtar -x A:\lib-69.tgz ; TeX, METAFONT の基本ライブラリ ; gzip -d A:\lib-69.tgz ; gtar xvf A:\lib-69.tar
djtar -x A:\plib-sj.tgz ; アスキーpTeXに必要 ; gzip -d A:\lib-sj.tgz ; gtar xvf A:\lib-sj.tar cd texmf\tex\latex2e ; LaTeX2e のインストールに必要 del base\*.* del misc\*.* rmdir base rmdir misc djtar -x A:\base9512.tgz ; LaTeX2e ライブラリのアップデート ; なお、サブディレクトリの作成に失敗して、この展開がうまく行かないこと ; があった。djtar -t a:\base9512,tgz として、実際に展開された ; ものと比較すればわかる。以下のように long file name に対応した他の展 : 開のための tool を使ってもよい(cf. archive.sj, misc.sj)。 ; gzip -d A:\base9512.tgz ; gtar xvf A:\base9512.tar cd base del hyphen.tex attrib -R initex unpack.ins ; TeX のインストール準備完了 止まったら y で答える(2回尋ねられる) cd ..\platex2e djtar -x A:\pl9603s.tgz ; pLaTeX2e に必要 ; gzip -d a:\pl9603s.tgz ; gtar xvf a:\pl9603s.tar cd 9603 iniptex plcore.ins ; pLaTeX2e のインストール準備完了 dumptex tex plain.tex ; plain TeX のインストール完了 dumpptex ptex ptex.tex ; 日本語対応 plain TeX のインストール完了 dumpptex platex platex.ltx ; 日本語対応 pLaTeX2e のインストール完了 dumptex latex latex.ltx ; LaTeX2e のインストール完了 dumptex etex plain.tex eplain.tex ; 拡張 plain TeX のインストール完了 dumptex amstex amstex.ini ; AMS-TeX のインストール完了 dumpptex amsptex ptex.tex amstex.tex ; 日本語対応 AMS-TeX のインストール完了 cd \ptex\texmf\tex\latex djtar -x A:\amslatex.tgz ; AMS-LaTeX 1.2 のインストール完了 ; gzip -d a:\amslatex.tgz ; gtar xvf a:\amslatex.tarLaTeX2e の dc font を使う場合は、dc font を更新する。それの入った ファイルが A:\font.dc.tar.gz のときは、以下のようにする。
cd \ptex\texmf\fonts\public djtar -x A:\font.dc.tar.gz ; gzip -d a:\font.dc.tar.gz ; gtar xvf a:\font.dc.tar
LaTeX2e を使う場合は、LaTeX2e のマクロライブラリ、特に packages/ を インストールするとよいであろう。たとえば、ltx_pack.tgz という名前の ファイルとすると、
cd \ptex\tex\texmf\tex\latex2e djtar -x A:\ltx_pack.tgz ; gzip -d A:\ltx_pack.tgz ; gtar xvf A:\ltx_pack.tar cd tools latex tools.ins cd ..\graphics latex graphics.insなどとすればよい。
LaTeX2e で処理可能な文章は,それを日本語化した pLaTeX2e で、通常はそのまま処理可能 なので、実行ファイル platex を作成したら、latex は不要かも知れません。 一方、英文のみの文章を、日本語化されたアスキーの TeX と、元来の TeX で処 理した場合とでは、空白の空き具合などで微妙な差がでることがあります。 このようなことが問題になる場合は、日本語版(たとえば platex)のみならず、 日本語化しない版(たとえば latex)も作成しておくとよいでしょう。
\ptex\texmf\tex\platex2e\9603 にある jusrguid.tex は、新しい LaTeX2e システムに含まれる usrguide.tex を日本語に訳したものです。旧来の LaTeX のユーザを対象に書かれ ていますので、LaTeX2e を知るのに役立つでしょう。
platex jusrguidその他にも、LaTeX2e の新しいフォント選択機能を解説した fntguide.tex の日本語 訳 jfntguid.tex や、pLaTeX2e の標準クラスを解説した jclasses.dtx、 さらに pLaTeX のソース(よってコマンド)を解説した pldoc.dtx などがあり、platex で *.dvi に変換出来ます。
% \CheckSum{3820}を
% \CheckSum{3849}に変更しないと
platex jcalsses.dtxと処理した時、エラーとなります。
なお、アスキーの pTeX についての情報はこちらです: http://www.ascii.co.jp/pb/ptex/
以下の中身の C:\ptex\texmf\tex\ams\amsppt.ini というファイルを作成
%--- amsppt.ini --- \input ptex \input amstex \input amsppt.sty \font\preloaded=eufm6 \font\preloaded=eufm8 \font\preloaded=msam6 \font\preloaded=msam8 \font\preloaded=msbm6 \font\preloaded=msbm8 \def\documentstyle#1{\immediate\write16{The documentstyle is fixed to amsppt.}} \dump %--- end of amsppt.ini ---その後に
dumpptex amsppt amsppt.ini ; 日本語対応 AMS-TeX with amsppt.sty の ; インストール完了
C:\ptex\texmf\tex\latex209 に、LaTeX 2.09 関連のマクロを入れる cd \ptex\texmf\tex\latex209 djtar -x A:\macros.tgz ; gzip -d A:\macros.tgz ; gtar xvf A:\mactor.tar C:\ptex\texmf\tex\pltex209 に、アスキー日本語LaTeX 2.09関連のマクロを入れる cd \ptex\texmf\tex\pltex209 lha e A:\jmacros dumpptex alatex209 jlplain.tex ; 旧版アスキー日本語LaTeX 2.09のインストール完了 dumptex latex209 lplain.tex ; LaTeX 2.09 のインストール完了 C:\ptex\texmf\tex\pltex209 に、アスキーとインプレスの LaTeX 2.09用の platex.tex, plfonts.tex, plplain.tex などを入れる(インプレスの TeX for Windows に付属している)。 dumpptex platex209 plplain.tex ; 旧版の pLaTeX のインストール完了
C:\ptex\texmf\web2c\texmf.cnf に次の3行を追加 TEXINPUTS.amsl209 = $latex209_inputs TEXINPUTS.amspl209 = $platex209_inputs TEXINPUTS.amsjl209 = $platex209_inputs 作業用のディレクトリ、たとえば、c:\tmp を用意して、そこに移って作業。 mkdir c:\tmp cd c:\tmp c: djtar -x A:\amsltx11.tar.gz ; gzip -d A:\amsltx11.tar.gz ; gtar xvf A:\amsltx11.tar mkdir C:\ptex\texmf\tex\latex209\amslatex copy inputs\*.* C:\ptex\texmf\tex\latex209\amslatex copy fontsel\*.sty C:\ptex\texmf\tex\latex209\amslatex ここで、latex209 がインストールされていれば cd doc latex209 amslatex latex209 amslatex latex209 amslatex によって、AMS-LaTeX 1.1 の説明書(インストールの詳しい説明あり)が作成 される。 cd c:\tmp\amsltx11\latex copy ..\fontsel\lfonts.new lfonts.tex copy ..\fontsel\fontdef.ori fontdef.tex ; ..\fontsel\fontdef.ori, \fontsel\fontdef.max, fontdef.ams から選択 copy ..\fontsel\preload.ori preload.tex ; ..\fontsel\preload.ori, \fontsel\preload.med, fontsel\preload.min ; から選択 copy ..\fontsel\basefont.tex xxxlfont.sty ; ..\fontsel\basefont.tex, ..\fontdef\newlfont.sty から選択 そのあと、次を実行する。 dumptex amsl209 lplain.tex ; AMS-LaTeX 1.1 のインストール完了 dumpptex amspl209 lplain.tex ; 日本語AMS-LaTeX 1.1 のインストール完了 ; 日本語を使うには、マクロが必要 nfss1jp.lzh(by ymt)の日本語化キットを利用する場合は、上記の dumpptex の 実行をせずに、C:\ptex\texmf\tex\pltex209\amslatex というディレクトリを作 成し、そこに、nfss1jp.lzh を lha で展開して入れる。 cd c:\tmp\amsltx11\latex lha e a:nfss1jp mkdir C:\ptex\texmf\tex\pltex209\amslatex copy *.sty C:\ptex\texmf\tex\pltex209\amslatex dumpptex amsjl209 njlplain.tex ; 日本語AMS-LaTeX 1.1 のインストール完了 とすればよい。
dumpmf mf plain.mf modes.mf ; plain METAFONT インストール完了 dumpmf cmmf plain.mf cmbase.mf modes ; CM METAFONT インストール完了 ; mf があれば cmmf は無くてもよい
\ptex\texmf\tex\ 以下のディレクトリに入っている読み込みファイルで、 通常使われるものは、 *.cls, *.clo, *.sty, *.fd, *.def, *.cfg, *.ltx, *.ist および *.tex の一部で、 これらを生成するのに使われる *.dtx や *.ins それに、ドキュメントの *.txt や、 解説を書いた *.tex は使われないので、\ptex\texmf\tex 以外の別の所に移すか、 削除することができます。
また、kpathsea の設定を工夫することも有効でしょう。 これについては、misk.sj, kpathsea.sj などを御覧下さい。特に
cd \ptex\texmf ls-r > ls-Rとすれば、\ptex\texmf\ls-R に、存在するファイル名を書いたファイルが作成 され、それが参照されますので、読み込みファイルのサーチが速くなることが期待 されます。
なお、付属の *.tex の多くは役に立つ内容が書いてあり、また正しくインストール されたかどうかのチェックにも有効なので、dvi ファイルに変換しておくとよいで しょう。