東京大学大学院数理科学研究科

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2023年度公開講座 『統計と数学』

本年度は対面形式とオンライン形式(Zoomウェビナー)併用のハイブリッド開催となりました。

講義3:『ブートストラップ法』 小池 祐太(東京大学大学院数理科学研究科)

講演概要
統計学では,推測や予測の不確実性を評価するために,データを多くの可能なシナリオからランダムに実現した結果の1つとして捉えます.ブートストラップ法は,実現したたった1つのシナリオから別のシナリオをシミュレートして,実現しなかった他のデータを「復元」することで不確実性を評価する方法です.ブートストラップ法の語源が「自分の靴の靴紐を自分で引っ張って宙に浮く」というホラ話に由来するように,1つのデータセットから起こらなかった他の可能性を復元するのは,一見すると魔法のように見えます.しかし,統計学のブートストラップ法は多くの場合にうまくいきます.その背後にある数理的なカラクリについてお話ししたいと思います.
講演資料

  講演資料(pdf)

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