4年生セミナーのテキストについて

2016年度夏学期の4年生の数学講究XA(セミナー)のテキストの候補として次の2冊をあげました.このうちどれか1冊を選んで読むと言う意味です. 2冊に希望が分かれた場合は相談します. 1冊にまとめた方が便利だと思いますが,どうしても別のものをやりたいという場合は複数のセミナーを平行してやることもありえます.

河東泰之


関数解析の入門書ですが,抽象的アプローチが好きな人向けです.基本的なことからていねいに書いてあります.Conway の本より易しいです.最初の部分はわかっていれば飛ばしてもいいです.
普通の関数解析入門から始まる本です.工夫して分かりやすく書かれていると思います.いろいろなことが書いてあり, 最後の方では作用素環の話も出てきます.
なお,これ以外の作用素環のテキスト(たとえばこちらのリストにあるもの)を特にやりたいという希望が特にあれば相談に応じます.

冬学期も私はセミナーを担当する予定ですが,それは夏学期のセミナーとは別のものなので,学生も本も変わってかまいません. (もちろん同じでもかまいませんが.)

基本的な形態は週1回105分ですが,特に希望がある場合はこれも相談に応じます. 私のところのセミナーの一般的なやり方はこちらに書いてあります. 本,ノート等は何も見ないでやることになっていますので注意してください. テキストの最初の方の易しいことはもうよくわかっているという場合は飛ばしてかまいません.

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