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\centerline{1994年度後期数学I A講義・演習の予定}
\rightline{河東泰之(かわひがしやすゆき)}
\bigskip

前期と同様,講義は毎週月曜2:40から4:10まで592号室で,15回あり,
演習は水曜日の同じ時間に隔週で,
7回あります.(593号室,10月19日から.)
演習にはまた,2回の試験(演習時間中に実施),1回の
レポートがあります.

講義の具体的内容としては,次のようなものを
予定しています.

\roster
\item 定積分の厳密な定義とその性質
\item 広義積分
\item 積分の具体的計算
\item 無限級数と積分
%\item $\Ga$関数,$\Beta$関数
\item 多変数関数の積分
\item 面積,体積の計算
\item 積分の変数変換
\endroster

後期の成績の付け方は次のとおりです.
来年に通常の学期末試験があるので,この点数を$x_1$とします.
また,演習の時間中に11月16日と1月11日の2回,
それぞれ60分ずつの中間テストを行いますので,その点数をそれぞれ
$y_1, y_2$とします.(これらはいずれも100点満点です.)
以上に基づき,講義の点数$x$を,
$x=0.6x_1+0.2\max(x_1,y_1)+0.2\max(x_1, y_2)$とします.
(これは4月に前期用に示したのと同じ式です.前期と同様,
甘い方向に変えることはあり得ます.)

演習については,次のように成績を付けます.
まず,
$$\align
a&= \min(30, \hbox{演習時間中に前で解いた年間通算回数}\times 6),\\
b&= \hbox{年間2回のレポート(いずれも30点満点)のうちのいいほうの点数},\\
c&= \hbox{年間4回の演習時間中のテストのうちいいほうから2回分の点数},
\endalign$$
とおいて,
演習の点数$y$を,
$y=\min(100, a+b+0.35c)$としますが,
講義の最終成績2回の平均が80点以上でかつ,$y$よりも大きい場合は,
講義の最終成績2回の平均を演習の成績にします.
正確な中間テストの範囲についてはあとで発表します.
演習問題,レポート問題は,講義または演習の時間中に
配ります.

中間テスト,レポート問題を採点するTeaching Assistant (大学院生)
は,前学期と交代します.

特に教科書はありません.参考書は前期と同じです.

私の研究室は理学部5号館(本郷)605号室です.
E-mail addressは,

\noindent
yasuyuki\@tansei.cc.u-tokyo.ac.jpです.

\bye