河東泰之の2019年度研究概要

Bultinck-Mariena-Williamson-Sahinoglu-Haegeman-Verstraete の 最近の結果の数学的構造と,部分因子環論における 対称双ユニタリ平坦接続およびチューブ代数の数学的構造が同一である ことを証明した.より詳しくは,有限指数,深さ有限の部分因子環から 生じる対称双ユニタリ平坦接続が,彼らの扱っているテンソルのすべての 条件を満たすこと及び,それから生じるチューブ代数と彼らのテンソルから 生じるエニオン代数が同型であることを示した.これより Verlinde 公式 が成り立っていることが分かる.

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